枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

ベジタリテル@宝町

サラダセット(サラダ、スープ、塩パン)960円

宝町駅銀座一丁目駅、東銀座駅新富町駅、どこからでも10分圏内にある、テイクアウトがメインのサラダとスムージーのお店。有機野菜や無農薬の素材を使って、とにかく身体にいいものをってコンセプトです。古くて小さな雑居ビルの1階にあって、わたしのヨガの先生はそのビルの4階にあるヨガスタジオを借りて日々指導しているので、前々から一度行ってみたいと思ってた。

かなり早い時間からやっているのだけど、モーニングメニューもランチメニューもなく、ハーフサラダにスープと塩パンのサラダセットだけが、セットメニューとしていつでも頼めるみたい。サラダとドレッシング、スープは週替わりで1種類、パンなしだと100円引き。 この週は、焼きとうもろこしとローストビーフのサラダで、わたしはビーフを食べられないので代わりにとうもろこしたっぷりにしてもらいました。ドレッシングはにんじん、スープはエンドウ豆の豆乳ポタージュだった、たしか。

これのどこがハーフ?!ってくらいの、モリモリなチョップドサラダ。チョップしてあるので野菜同士がよく馴染んでいて、この手のサラダはもともと大好きなのだけど、そこにたまに混じる小さな角切りのにんじんや甘いとうもろこしがものすごい効果的にアクセントになって、とてもとても美味しい。ドレッシングはなくてもいいくらいだけど、味変には効果的でした。

ドロドロスープ。わたしの好みよりはやや味濃いめだったけど、粘度が高くて冷めにくいし、野菜の味も濃厚で、これまたすごく好きなタイプだ。

軽く温めてもらった、シンプルな塩パン。いわゆるロールパンより素朴系で、ふんわりというよりかみごたえのあるタイプ。これまたとっても好きなパン。
ということで、なにもかも最高に好きなランチを提供してもらいました。ただ、イートインスペースはカウンター3席ほどで、基本テイクアウトのお店っていう感じ。コーヒーなどもないし、長居はしにくい。

ペリカンカフェ@蔵前

トーストセット600円(コーヒー、トースト)グリーンサラダ340円

数年前にできてからずっと行こうと思いつつ、なかなか訪問の機会がなかったペリカンカフェ。遂に潜入したよ。

店内はスッキリした白木のテーブルが並んでいます。客層はほぼ女子で、年齢層は幅広い。モーニング限定のリーズナブルなメニューはなく、グランドメニューの一部がモーニングタイムにもオーダー可能、という建て付け。オプションでサラダとかは付けられるので、ドレ別添でグリーンサラダもお願いしました。けっこう期間かかったけど、全部がちんまりとトレーに収まって提供。
コーヒーはまあ普通ですね。

多種多彩な野菜たちにクルトンが乗って、なかなか凝っているし量的にも多いけど、値段も高いなぁ。
ペリカンの小さいサイズの食パン、3cm厚だそうです。そりゃー美味しいっす。そこにマンゴー?って感じな変わった味のジャムが添えられています。

すかさず半分にして、片方はポケサンに、もう片方は上に乗った質の高いバターをトロンと蕩けさせて、ジューシーなバタートーストとジャムトーでデザート。うまうま。
さすがにペリカンカフェなだけあって、トーストは絶妙な焼き加減だしお供の者たちもパーフェクツ!それ以外はまーねー、くらいかな。トーストセットだけをオーダーするのが正解だと思いました。それか、フルーツさんととかね。

ソルズコーヒー ロースタリー@蔵前

モーニング(コーヒー、ベーグル、ヨーグルト)700円

今年度は月一で子どもが区のワークショップに参加するので、子どもを送り1時間半後に迎えに行くというタスクが発生しています。本当はひとりで行ってもらって構わないのだけど、ちょっと遠いのもあってついていくことにしてる。その待ち時間、わたしは蔵前周辺で朝ごはんタイムを過ごさなきゃならんのだ。うしし。
この日は行きたかったソルズコーヒーのイートインできるお店へ。
店内は奥にロースタリーが鎮座しており、カウンターにもいろいろな焼き菓子が並んでいる。オシャレなハイチェアのカウンター席も白木のテーブル席も、とてもステキだけどちょっと座りにくい。お客さんはほとんどが店主の子ども(1歳)と同世代の子ども連れ。なんだか5年前のわたしみたいだけど、当時わたしセレクトのお店はこんなカフェじゃなく喫茶店だったな。ま、今もそうで、だからこそ子どもとの朝ごはんはファミレスやチェーン店ばかりになっちゃってる。
フード類もすべて店内で捏ねて焼いているというこだわりっぷりなのだけど、モーニングメニューのトーストは前日に焼いてないらしく品切れ。そういうのはよくあることみたい。でもベーグルだったら出せると提案されたので、それも悪くないなぁと従ってみました。さらにベーグルだと、モーニングじゃなくクリチとジャムを挟むこともできるといわれたけれど、きっとヨーグルトつかないしなと追加提案はお断りした。

コーヒーはこの日はグアテマラペーパードリップで丁寧に抽出してあり、変わったプラスチック?のマグで供された。飲みやすいカップだし、とても芳醇な風味で、しっかりと焙煎されたやや深煎りの豊かな味わいでした。
ベーグルは普通のプレーンベーグルで、ふわふわ系じゃなくずっしりとした密度の高いタイプ。昔はこういうベーグルが好きだったけれど、今は朝にはちょっと重たく感じるな。添えてくれたのも、トーストのお供のハチミツとバターで、単体としてはおいしかったけれど、ベーグルの添えには合わないでしょう?と少し残念でした。追加提案に従っておくのが吉だったみたい。
ヨーグルトはプレーンなのだけどカスピ海ヨーグルトっぽいネバトロな食感でとってもクリーミィ。こっちがベーグルには合ってました。
ベーグルでのモーニングは、良くも悪くもないクオリティだった。次回トーストのあるときに再訪してみます。かならず。

ラフレッサ@新日本橋

Aセット(コーヒー、トースト、サラダ、ハムエッグ、フルーツ)500円

機会があって、数年ぶりに最強モーニングのラフレッサを訪問できた。

お伽話の舞台みたいなファサードの、崩れ落ちそうな入口を無理矢理こじ開けると(歪んでいて開けにくいの)
店内は適度に生活感あふれる寛ぎの空間。前より耳が遠くなったと自己申告するマダム、そして前通る同じ人なのか自信ないけど、以前同様非常に気の利くスタッフさんに癒される。基本のAセットをバターなし/ドレなしで発注。

コーヒーはサイフォンで淹れてくれます。バランス良いのう。

サラダ最高。緑も赤も色が濃いだけじゃなく味も濃いんでした。もちろんポケサンになった。
ハムの下には絶妙な火入れの目玉焼きが鎮座。こっちももちろんポケサンに。

そしてデザートにはメロン。みじんも変わらない、東京随一のモーニングセットを味わえて幸せです。ずっとこのままでいてほしい。

Expediaに寄稿しました。 https://welove.expedia.co.jp/destination/japan/45705/

阿蘇@有楽町

モーニングセット(コーヒー、トースト、サラダ、ゆでたまご)400円

数年ぶりに訪れた阿蘇。少し値段は上がっていたけれど、それでも充分リーズナブルです。そして、ちんまりとトレイに載せて出してくれるのも変わらず、可愛いな。
もちろんこんなふうにポケサンになる。

ごちゃついた店内、これはこれで味わい深い。こういうお店がいつまでも続いてほしいと切に願う。

Expediaに寄稿しました。 https://welove.expedia.co.jp/destination/japan/45705/

SPRENDOR@田原町

バンタムブレンド500円、バタートースト300円(税抜)

浅草通り沿い、隅田川にほど近いかなり東側に位置するカフェ。今どきカフェな感じで敬遠していたけれど、ふと訪問してみたくなりました。

お店の中央に大きくオープンカウンターが配され、前金制でお好きな席へ。この日の夕方は、若い女性スタッフがひとりでやってました。

全部で20席くらいかな。オシャレなジャジーな曲が流れてます。
ドリンク。バリエーションのコーヒーがいろいろある。

フードメニュー。トーストのパンはペリカンのパン使用らしい。トーストのバリエーションもいろいろです。苦味重視の重たいウェルターコーヒーではなくライトなバンタムコーヒー(ボクシングの階級みたいですね)に基本のバタートースト、バターもそのままデフォでお願いしました。シーズナルトーストの評判がいいみたいだけど、この日はソールドアウトしてたな。

なかなか美味しいコーヒー。シュガーやフレッシュは自分でゲットするスタイルでした。意外にも藍色で和柄カップ

バターを塗った後に、二度焼きされた気配のあるトースト。厚みはそれほどでもないけれど、質の良いバターが塗られてジューシーなトーストは食べ応えある。ペリカンのパンは、こういう調理法にとても合うと思います。最後はシュガバタにして、最後まですごく美味しかった。
ホントに満足度は高いです。にしても、値段もホントに高いな。蔵前からこの辺りまで、この手のお店結構ありますね。コフィノワしかり、移転したフェブラリーカフェやコーヒーライツやcameraなど。意識高い系のオシャレで美味しいけど高いカフェ。良いんだけど日常的には利用しにくいわ。

コーヒーショップラルゴ@立川

モーニング(コーヒー、トースト、サラダ)680円

週末に立川で仕事、こういう機会は逃さずにモーニングでしょう。駅チカな個人喫茶店を見つけた。立川の南側で、東西に走るバス通りの二階にあります。

細長い店内で、左側にカウンターが5席ほど、右側にテーブル席が3卓くらい。狭いお店です。マスターがひとりで営業してた。

カウンターの反対側には、品の良い絵画や小さなギターが掛けられている。かかっているのは静かなクラシック曲。
マスターがカウンターで調理しているのも、まる見えなつくり。見えにくいけどサイフォンが並んでいて、丁寧にコーヒーを淹れてました。モーニングは数種類あるけれど、もちろんオーソドックスなトーストのセット、ひと切れは塗りなし/ドレなしで発注。

店名を冠した「ラルゴブレンド」。豆の配合は、コロンビアが40%なんだそうです。すごくバランスの良いブレンドだった。

トーストはやや小ぶりの山食パン、4枚切り厚。パンドミ系のむちもちではなく、ややざらっとしたイギリスパン的な食感のあるトーストでした。こういう食感のトーストには、風味豊かなバターがとても合う。

サラダはまあまあな量、パリッとは仕上がってないけど萎びてるってほどでもない質。

トーストひと切れにポケサンした。残りはバタつきで、あとはマーマレード乗せたり浸けパンしたり。なかなか美味だった。

カウンターには自家製の焼き菓子が何種類も並んでました。100円台だと買いやすいね。
コーヒーもフードもなかなか美味しく、味は確かです。でもちょっと割高。中央線沿線って多摩地区でも物価が高いのかしらん。