ときどき子連れ東京朝ごはん

喫茶店モーニングのパトロール活動記録

フレンド@稲荷町

8月某日 訪問
モーニング(コーヒー、トースト、サラダ、目玉焼き、フルーツ) 500円

稲荷町の交差点をちょっとだけ南に進んだところにある喫茶店。かなり年季の入ったファサードで、外向けに設えられた怪しげな飾りケースには美味しく見せようという意図のかんじられない食品サンプルが並び、窓には可愛らしい花がらのステッカーが貼られている。やる気があるのかないのかまったく外から判別できないが、ずっと気になっていたので遂に、しかも子連れで訪問してみた。
中に入っても外からの印象と同じく、20席ほどある店内はごちゃっとしている。破れたソファはガムテープやまったく統一感のない座布団で目隠しされ、壁には30年前から掛けられているようなメニュー表。
お客さんは他になく年配女性がひとりで応対していた。モーニングは店外に掲示されていて一種類のみ。座るなり「何歳なの?」などと最初から子にたいへん親切に声をかけてくれたため、ちょっとワガママにバター別だけではなく良く焼きとドレッシング控えめもお願いしてみた。
コーヒーは注文が入ってから、年配女性(というよりオバちゃんと呼びたいような親しみやすさ)がきちんとサイフォンで淹れたもの。温度といい、苦味と酸味のバランスといい、なかなか美味しい。ポーションのフレッシュとともに。
トーストはどちらかと言うとやや小さめの山形パンで、5枚切り厚くらい。ボリューム的にも少なめだしパンとしても袋パン程度の味なので、正直ちょっと物足りない。別皿でマーガリンが添えられていた。
サラダは前日くらいにカットされたものだと思うが、ちゃんと出す前に水でさらしてパリっとさせてから提供されていた。控えめのドレッシングも含めていいかんじ。目玉焼きは中が半熟で好ましい火加減のもので、しょう油とともに供された。あとはバナナが1/3ほど。
オバちゃんが本当に子連れにシンパシーを持って接してくれて、子育てに関わる世間話をずいぶんたくさんさせてもらった。また、子はパン1/3ほどと目玉焼きの黄身、あとはバナナを食べたのだが、「バナナ好きなのね!」と追加までしてくれた。モーニングの内容としてはパン以外はそこそこ納得感があるし、なんといってもオバちゃんの気さくさは実に心温まる。お店自体は本当にくたびれているが、とてもいいお店だと思う。しかし、30年以上営まれていた(とオバちゃんが言っていた)このお店、残念ながら建て替えのためもうすぐ閉める予定らしい。

フレンド喫茶店 / 稲荷町駅新御徒町駅上野駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0