枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

クウエション@梅田

7月某日訪問
トーストセット(コーヒー、厚切りトースト、サラダ、エッグ)500円


大阪出張時に訪問。宿泊していたホテルから徒歩30秒の交差点の、細い階段を上がった2階にある。ドアを開けるとそこは喫茶店というよりカフェっぽい雰囲気で、イマドキな音楽がかかっている。店員さんがひとりもおらず、店内に入ると(たぶんセンサーで)上階から降りてきた古着屋の店主のような風貌の中年男性がお冷を持って「どこでもどうぞ」と。ちなみに会計はオーダーをサーブした時に行うという、ちょっと変わった形式。
店内はテーブル席が4卓ほど。さらに正面のロフトにちゃぶ台席が2卓8席あり、なんと正面で靴を脱いであがるというオドロキの構造。今回仕事をする目的も兼ねていたため、PC作業のしやすいロフト席を選んでみた。



モーニングはトーストセットの他、トーストがハムサンドになったセットも同価格である。いつもと同じく、バター別/良く焼き/ドレッシング少なめでオーダーした。
コーヒーはチェーン店レベルの味で、苦味と酸味のバランスはイマドキな感じ。ポーションのフレッシュとコーヒーシュガーが併せて供された。
トーストはメニュー通り、4枚切りよりもう少し厚いくらい。角型ではないがパン・ド・ミ系で、非常にヒキが強くモッチリとしており、粉の味もしっかりある。明らかに加糖されていて甘味も強いけれど。ただ、(わたしはすごく好きってタイプではないけれど)かなり美味しいパンなのに、底部1辺のみ耳はカットされていた。関西では耳をカットするお店はどのくらいの比率なのだろう?添えられたのは上質ではないけれどちゃんとしたバター。
サラダはレタス中心のオーソドックスなサラダで、トマトが二切れ乗っている。わりと鮮度の良いサラダで、量的にはふつうくらい。ドレッシングは焙煎ごまドレッシング系で、ちゃんと控えめになっていた。目玉焼きは黄身がとろっと流れ出るかなり緩い火入れ。卵自体には塩コショウなどの味がついていなくて、ケチャップが乗っているだけ。わたし的には大歓迎なのだけれど、関西ではこれがふつうなのかな?ちなみにわりとオーソドックスなちゃんとしたお皿やカップで提供されているのに、なぜかフォークではなく割り箸が出てきたんだけれど、これもふつうなのだろうか。
コーヒーがなんとか及第点程度だったけれど、それ以外は満足。お店の人は注文時と提供時以外一切店内にいないのでいつまでも長居しやすい。特にちゃぶ台席は、だらだらおしゃべりしてもひとりで作業するんでも読書するんでも、本当に寛ぐのに絶好の環境。Wifiでネットにつなげるし(電源はないけど)。もちろん仕事もめちゃくちゃ効率よくはかどり、あっという間に2時間が経っていた。音楽のセンスとちゃぶ台とのミスマッチで、PCパタパタ打っているといったい自分がどこにいるのか本当にわからなくなってきた。実に面白いお店。

クウエション喫茶店 / 梅田駅(阪急)梅田駅(大阪市営)中崎町駅
昼総合点★★★★☆ 4.0