コーラル@鶯谷
2021/1 再訪
ブレンドコーヒー400円、モーニングBセット(トースト、サラダ、ゆでたまご)100円
たぶん5年振りくらいの再訪。
店内はもともとくたびれてごちゃごちゃだったけれど、ますます雑然として小汚いのの一歩手前まで到達してる。つまり、枯れきった喫茶店に進化したってことね。以前は老婦人も応対していたように思うけど、今回は中年女性ふたりで回していた。
この数年の飲食店の価格上昇にも関わらず、価格は据え置き。以前耳が落とされていたのを確認して、耳残してもらいました。
以前は酸っぱい作り置きだったコーヒー、今回はとてもおいしい。たまたま淹れたてなのか、オペレーション変更があったのか。
アホほど分厚いトーストは分厚いだけの薄甘いヤマザキの食パン。たぶんロイヤルブレッドかな。
サラダはいろんな野菜で構成されていて、まーまーいい感じ。
持ち帰って剥いたゆでたまごも、とってもいい塩梅のゆでかげんで、脇役陣は抜かりなかった。ある意味期待通りでした。
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ブレンドコーヒー 400円、モーニングBセット(トースト、サラダ、ゆで卵)100円
鶯谷駅からすぐ、昭和通り沿いの喫茶店を子連れで訪れた。このあたりはラブホ街で、本当は子連れで行くような場所じゃないのかもしれない。さらにエントランスに古びたショーケースが設えられていて、中の様子を伺うことも難しく、入りにくい。でもまぁ、昼間だし。
店内はソファ席ばかりが30席ほど並ぶ。座席に座布団とか、味の素の赤い蓋の卓上塩とか、壁に貼られた手描きのランチメニューとか、いたるところ「昭和」。浅草の陽気な場末感とは異なる、陰気で猥雑な雰囲気と客層が、根岸というこの地の特殊性を感じさせる。
朝のメニューは3種類。Aはサンドウィッチとフルーツ、Cはホットサンドとサラダでいずれも100円。バターは別添とのことなので、よく焼き/ドレッシング少なめで発注した。
最初にサラダ、続けてそれ以外がまとめて運ばれてきた。コーヒーは温度高めでやや煮詰まっていて、温め直したのがハッキリ分かる。昭和の喫茶店にありがちなコーヒー。ピッチャーにはコーヒーフレッシュが入っていた。
トーストはふわふわの廉価な角食。4枚切り厚以上に分厚くカットされているが、耳は4辺全て落とされていて、まるで裸んぼうのよう。さすがにこれだけの厚さだからポケットサンドにはしやすいけど、耳好きには残念な処置だ。添えられたのはマーガリンと果実感の乏しいイチゴジャム。
サラダはレタスとキュウリと分厚い串切りトマト。いずれもフレッシュで元気な野菜たちだ。量もほどほどにあって、イタリアン系のドレッシングも適量だった。エッグスタンドに可愛らしく立てられたゆで卵は固ゆでになったばかりの、ちゃんと考えられたゆで加減。
残念なモーニングって大きく①ヤル気がない②時が止まっている③空回りしている、に3分類されると思う。そのうち軽度の②には好意的なんだけど、まさにここはそのタイプの典型だ。もうちょい研究したらって思うけれど、でもこれでお客さんがそこそこ入ってやって行けているんだから、わたしの口出しする問題ではないな。