枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

珈琲けやき@浅草

11月某日訪問
モーニングセット(コーヒー、トースト、ゆで卵) 480円


浅草のJRAから浅草寺に抜けるあたり。休日には、軒を連ねる居酒屋さんはどこも店内と道の境界が曖昧になっていて競馬ファンが朝から酒を飲んでいる。そんなエリアにある喫茶店なので、こちらも場所柄モーニングタイムからお店の扉は開け放たれ、お店の入口のテレビでは午前中から競馬を大音量で放映していて、外から店内の様子は丸見え。店内は20席ほどで席間もあまり広くなく、内装も家具類も古くて手入れ含めてかなり適当な感じなのが見える。そして数人の先客の中にはすでにチューハイを始めている人もいる。店先には簡易テーブルがおいてあって、新聞片手のおっちゃんが座っていたりとひどく場末感たっぷりだが、お気楽な雰囲気についシラス(2歳男児)と訪問。


モーニングは一択、バター別/よく焼きで発注した。コーヒーは豆のチョイスが昭和っぽく酸味が強い。でも注文後に淹れたものでふつうに美味しい。


トーストは5枚切り厚で、クラムがわりともっちり、クラストもカリッとしていて廉価ラインの業務用パンよりちょっと良質の角食。甘さ的はふつうだがかなり塩気の強いパンだった。添えられたのはマーガリン。ゆで卵はかもなく不可もない普通のかた茹でで、わたしのモーニングに付き合って卵剥き経験を積んだシラスがけっこう上手く剥いていた。
モーニングとしてはまあふつうの内容。雰囲気もふつう。結局シラスはトースト半分と卵の黄身のみ(白身はニガテ)を食べていた。「もっとパンたべたい」のリクエストもあったんだけど、トーストはモーニングの倍の暑さの「厚切りトースト」350円しかないため断念した。帰りに自転車に乗せながら「お昼のパンをあんですマトバ(近所の有名パン屋さん、あんパンが有名)で買って帰ろうね」などと話していたら、お店の人に「パン買って帰ろう」の会話がちょっと聞こえたらしく、「パン買いに行くの?あんですマトバって知ってる?さっきのトーストあそこのパンなのよ」と言っていた。たしかにあそこの食パン、廉価ラインより「ちょっとだけ良質」だし、どのパンも比較的味の濃い傾向がある。自分の舌に自信が出た。



珈琲けやき喫茶店 / 浅草駅(つくばEXP)浅草駅(東武・都営・メトロ)田原町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0