枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

珈琲あるぷ@TX浅草

12月某日訪問
モーニングセット(コーヒー、トースト、サラダ、ゆで卵)600円


浅草六区JRAの真正面、もつ煮のお店が屋台のように並ぶ通称「煮込み通り」から近い一角にある。ぱっと見なんのお店なのか分かりにくいし外から店内も覗いにくいので、場所柄もあって子連れではちょっと入りづらかった。なかなか訪問の機会がなかったが、ヨガの練習の後にひとりで訪問する機会をみつけてみた。
店内はウッディな雰囲気で統一感があり、テレビもないしうるさいBGMなどもないので、普通よりむしろ落ち着いているくらい。20代のバイトと思われる男性2人が接客しており、奥の厨房で2-3人が調理などをしている。


来店者は、競馬ファン、浅草観光客、地元の人など多様。メニューを見ると、喫茶店というより洋食屋さんもしくは定食屋さんって感じで、もつ煮や豚汁なんかもある。そのためか休日10時台でもアルコールのオーダーは多めだ。

モーニングは一択。バター別/よく焼き/ドレッシングなしで発注した。まず先に運ばれてきたコーヒーは、淹れたてかどうかちょっとわからないが、酸味が強くて昭和純喫茶の香り漂う一品だ。添えられたのは1杯ぶんのフレッシュ。


トーストは、パンとして死亡している廉価ラインのものではないが、こだわって選ばれたものでもないような、4枚切り厚の角食。斜めに3つにカットされているのは、わたし個人としてはあまり嬉しくないが、オシャレではある。添えられたのはマーガリンだが、比較的良質なもの。


サラダはキャベツ中心にキュウリとくし切りトマトが乗っている。非常に繊細に切られたフレッシュなキャベツはたっぷりの量。きゅうりとトマトも美しい。これ、洋食メニューの付け合わせと同じだと思う。ゆで卵はふつうの固茹で。


サラダが素晴らしく、それ以外は特に不満はないって感じ。場所柄や競合の価格などを考えると、モーニングとしては値ごろ感は高めなくらいだ。ちょうど帰る頃にフロアに出てきた女性がたぶんオーナー(関係者)だと思うけれどかなりの高齢で物腰が柔らかく、接客の男性ふたりも丁寧すぎず馴れ馴れしすぎず、でも気持ちのよい応対。内装やメニューなんかもおざなりなものじゃないし、全体的な目配りがきちんとなされているなあと感じさせる。なにより、こんな付け合わせを用意しているようなお店の生姜焼きやフライ、ぜったい美味しいだろうなあ。

珈琲あるぷ喫茶店 / 浅草駅(つくばEXP)浅草駅(東武・都営・メトロ)田原町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5