枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

レスト@市川

3月某日訪問
モーニング(コーヒー、トースト、サラダ、ゆで卵)500円
お代わりコーヒー210円


市川に客先訪問があり、1.5時間の時間調整と朝食を兼ねてひとりで訪問した。駅構内だがチェーン店ではなく、古くから営業している喫茶店らしい。1階が禁煙席、中2階が喫煙席となっていて、トータルで100席近くある。客層はビジネスマンが中心だが、「まいどー」的な地元高齢者も数名。店内は白黒基調で、ウェイター服を着た女性数名が接客を行っていたりと少々カフェっぽい雰囲気なのだが、店内にあるトイレは「奥に個室、手前に小便器」という昭和も昭和な構造だったりする。利用した時、ちょうどおじいさんが用を足していたところだったので一瞬ひるんでしまった。
メニューはオーソドックスだが、ハムエッグにフランスパンかごはんという選択肢は、どちらもちょっとユニーク。でも王道のセットをバター別/ドレッシングなしで発注した。


コーヒーは注文するとわりとすぐに提供される。さすがに小鍋で温めた感じではなかったが、酸味強め/風味弱めの作りおきと思われるもの。ガワを変えても精神は昭和喫茶店系なのだなあと感じさせる(それはそれでアリだと思う)。添えられたのはポーションコーヒーフレッシュ
トーストは4枚切り厚の角食。両端の耳は落としてあり、2辺のみ残った状態で提供された。この点でも、こちらのお店が昭和喫茶店系とわかる。わたし的には、ポケットサンドにはしにくいしやめてほしいのだけれど。そしてパン自体も明らかに廉価品のふわふわ味なしで、正直お腹の足しにはなるけれどパン自体をおいしくいただけるというほどではない。添えられたのは、小鉢に入ったマーガリンと、これまた廉価品のポーションのいちごジャム。


サラダはコンビニのミックスサラダにありがちなレタス、大根、紫キャベツ、人参、パプリカなどの入ったもの。量も少なめだし鮮度的にもやや萎びていた。唯一ライブ感のあったのは、やや温かさの残る固茹で卵くらい。


必要なものを用意して体裁を整えときました、的な付け焼き刃なモーニング。美味しく食べさせようという熱意の乏しい、やる気のなさを感じてしまった。駅構内という利便性、及第点(だがそれ以上でも以下でもない)な接客、長居しやすい環境なあたりに価値がある。言い換えると飲食をする場所としてはあまり良い点なし。あと、こんなに便利な場所だからこそニーズが高いと思われるのに、電源もなかったのも地味に残念。

レスト喫茶店 / 市川駅市川真間駅国府台駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.5