枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

カフェ・ド・巴里@池袋

3月某日訪問
トーストセット(コーヒー、トースト、サラダ、ゆで卵)630円


池袋北口のロサ会館付近、わたしには小学生のころから馴染みのエリアだけれど、お店が2階だからか存在に気付かなかった。ちょっと猥雑な一帯なので、夕方以降はお水関係者がたくさん訪れるだろうと思う。休日10時半すぎにひとりで訪問。
エスカレーターを上り自動ドア(観音開き!)が開くと、目の前に開けるのはきらびやかなシャンデリアと置物の数々に重厚な色合いのテーブルと椅子の、超ゴージャスで昭和バブルな店内。100席はゆうに超える大箱で席間も広いのに、大きくエリアが2つに分かれていて分煙になっている。この雰囲気の喫茶店ではとても珍しいと思う。この時間帯の客層は買い物客や年配男女のひとり客などで、毎日来てます系の常連さんはあまり居なさそうな雰囲気。黒服を着た男女4人ほどが行き届いた接客をしてくれる。
モーニングが7時から14時までというのも、お水の遅い朝に対応してのことなのかな。メニューはトーストとサンドイッチの2択。スプレッド類が別添されているメニュー画像を信じて、良く焼き/ドレッシングなし、さらに表面の飾り切りなしまで指定させていただいて発注してみた。


コーヒーは、淹れてからじっくり寝かせました的な作り置き。消化を助ける効果が高いんじゃないかと思うほど酸味が利いている。そして小分けされたコーヒーフレッシュがたっぷり。すべてが昭和喫茶店にとても相応しくて、この雰囲気にひたるのにピッタリだ。


トーストは4枚切り厚の山型パン。廉価品だが厚切りだし飾り切りもないので、ポケットサンドにはちょうどよい。メニュー画像通りスプレッド類は別添で、給食に出てくるようなマーガリンが2個、アヲハタポーションジャムが1個。


サラダは上から紫キャベツ、レタス、キャベツ(見えないけど)の順で入れられている。たぶんカットされたものを仕入れているのだろう、きれいなカットだけれど鮮度も味はまあまあ程度。卵もふつうの固ゆでだった。


ひとつひとつは「がっかりしない」程度の内容。でも妙に居心地が良い。ゆったりとした店内は長居しやすいし、店員さんも干渉しないが目配りはちゃんとしているので必要なときに声をかけやすい。この雰囲気なのに分煙。14時までのモーニング。
嫌な箇所がぜんぜんないというのは、それはそれで貴重なことだと思う。

カフェ・ド・巴里 池袋西口店喫茶店 / 池袋駅東池袋駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0