枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

ペガサス@TX浅草

8月某日訪問
ブレンドコーヒー 540円、モーニング(トースト、スクランブルエッグ、スープ)200円

TX浅草駅のそば、国際通りを少し北上したところにある、1956年創業の喫茶店。店外メニューによるとなかなかお高い様子なので利用機会がなかったが、平日はモーニングがあると知ってひとりで訪問した。

店内は長細く布の重厚(そう)なソファセットが並んでいる。奥には大きなテレビで高校野球。年配の女性と、さらにその母親世代の80代にお見受けする高齢女性のふたりがフロアを務めている。ゲストは地元の高齢者ではなく、仕事の人だったり年配グループだったりとさまざま。メニューは案の定とても高価格だ。フードメニューは少なめで、トースト類とパスタ、あとは店外の黒板にあるピラフ数種くらい。


モーニングは飲み物に200円プラスでトースト、スクランブルエッグ、スープという一択。ブレンドコーヒーにモーニングをバター別/生野菜が付くならドレッシングなしで、と発注した。
先にワンプレートで提供されたのがフード類。トーストはイギリスパン的なややザラッとした風合いの山型パン。パンは廉価品よりは上でトースト具合もいいが、写真だとけっこう厚く見えるけれど実は6枚切り厚なのが残念。 薄くてポケットサンドにしにくいし。さらに添えもあからさまにマーガリンだし。

スクランブルエッグはオーダー後にシャカシャカ卵を撹拌して作られたもので、1個分の卵がいい感じの火の入り具合で提供された。ただ塩味は強くさらにトマトケチャップがガッツリかかっていて、このあたりにお店の歴史を感じる(笑)。さらにメニューにはないがほぼレタスのみのサラダが添えられていて、こちらにケチャップを足して無理やりポケットサンドにしてみたりした。
スープはコンソメスープで、玉ねぎの切れ端が入っていたから、たぶんお店で作ったのだろう。こちらも塩分強め、かつ安っぽい味。上からふりかけたドライパセリが何だか汚らしい。

5分後くらいにやっとこさ出てきたコーヒーは、明らかに温め直した味。催促してやっと、ピッチャーのコーヒーフレッシュと粗めの砂糖壺が登場。

値段に見合う良さが何もない、ほんと無駄に高いだけ。ただお店の人たちは、浅草のこの手の店にありがちな排他感はなく、気が利かないだけで感じは良かった。お客さんから「聞こえてる?」「寒すぎなんだけど!」などいろいろ言われて淡々と応対していたし。でも本当は、そういうこと言われないように接客できてこそのこのプライシングじゃないかなぁ。

ペガサス喫茶店 / 浅草駅(つくばEXP)田原町駅浅草駅(東武・都営・メトロ)
昼総合点★★☆☆☆ 2.0