枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

カフェ・ド・リンダ@新日本橋

3月某日訪問
ブレンドコーヒー350円(モーニング価格)、モーニングA(トースト、卵サラダ)70円
新日本橋の、わたしが心の中で「喫茶店通り」と名付けた道のすぐ裏手、有名な「ビィオット」からほんの数メートル入ったところにある。チェーン店でもないのに、よくこんな接近戦をしているなあと感心しちゃう。

件の喫茶店通りに怪しげな立看板で案内されているのだけれど、お店のファサードは普通。

店内もごく普通の家族経営型の昭和喫茶店。テーブル席が30席弱と、この手のお店にしては普通から少し席数多めくらい。ご夫婦と思われる年配女性がフロア、男性が厨房を取り仕切っている。店内にはテレビはなく、当たり障りないイージーリスニングがかかっている。先客はこの界隈で(おそらくお店経営などの)仕事をしている常連さんが一組。11時を過ぎた頃に年配サラリーマンが早めランチでナポリタンを食べていた。


朝のメニューは、ドリンクにプラスしてモーニングフードが数種類。いくつかのドリンクはモーニング価格になっている。オプションでオニオンスープやサラダもあるけれど、すべてのモーニングセットにサラダが含まれているのにも関わらずさらにサラダ単体もあるって、一体どんなオーダーを想定しているのかなー。
わたしはいつも通り、シンプルなセットをバター別/よく焼き/ドレッシングなしで発注した。

飲みやすいブレンドコーヒー。やや酸味が強いけれど、純喫茶のコーヒーにしてはマイルドだと思う。ポーションコーヒーフレッシュと共に。

コーヒーから数分後に、木のトレイで供されたフード類。トーストは、やや小ぶりサイズの4枚切り厚で、ちゃんとした喫茶店で出されるような業務用と思われる角食。甘みのある生地でちゃんと小麦感があり、それを高温でしっかりとアツアツに焼いてあるからクラストの香ばしさも格別な、ザ・喫茶店トースト。こういうのってどうしても家じゃできないんだよなー。明らかに場違い(笑)な器で少量のバターも合わせてくれた。

レタスとキュウリのグリーンたちがとってもフレッシュ、でもしっかり水切りしてあるサラダ。容器の関係で小さく見えるけれど、量的にはトーストひと切れをポケットサンドにしてギリギリ余らないくらい。そこに玉子がちょっと載っていて少しだけたまごサンドを楽しめる。マヨネーズ控えめなので、フレッシュなサラダに変化球も悪くないなと思う。
日本橋や神田には、ちょっと発掘すればこういうすばらしい喫茶店があるんだなあ、という典型。しかも、こちらも含めて地代が安い立地とは思えないのにお値段的にも高くないところが多い。テナント料かかってない、昔からその地で根付いているお店も多いのだろうか?それにしてもとても良い朝ごはんをいただけた。ごちそうさま。

リンダ喫茶店 / 新日本橋駅神田駅小伝馬町駅
昼総合点★★★★☆ 4.5