枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

ケルン@板橋

4月某日訪問
ブレンドコーヒー460円、Aセット(トースト、玉子焼き、ナポリタン、サラダ)100円

板橋駅東口前の道と旧中仙道の交差点に、古くからある喫茶店。実家や地元の友だちに会いに行きがてら、土曜10時過ぎに子どもと訪れた。実は隣の建物は親戚所有で、以前は商店街仲間だった(現在は高齢のため廃業)ので、存在はよく知っていたが初訪問。


テレビなどはなく、イージーリスニングがかかる店内。喫茶店と洋食屋さんの中間みたいな雰囲気で、座席数は30くらい。モーニングメニューは通常のコーヒーの料金にフードをプラスする形で、今回のもの以外には50円でトーストとゆで玉子、150円でサンドイッチ系や今回のものがほぼ2倍のフルモーニング(?)が用意されていた。バター別/よく焼き/ドレッシングなしで発注。

洋食屋さん系っぽいのに、意外にもコーヒーをサイフォンで淹れていた。ただ、それにしては焙煎の加減なのか思いのほか濃厚。わたしの好きなタイプでもある。1杯ぶんのコーヒークリームとともに。

マスターがうっかりバターを塗っちゃったのを、子どもが飽きかかっていたため結局そのまま出してもらったトースト。6枚切り厚が1枚で、クリスピーに焼いてくれたけれどパンの味らしい味がしない。これ、実は近くのドラッグストア「ぱぱす」で購入した袋売パンらしい(何斤も戸棚に入れていたのを目撃)。サラダはランチメニューの付け合わせ的。そこそこ多種な野菜たちが、このトースト1切れでポケットサンド化するのにちょうど良いくらいの量だった。
可愛らしいハート型の目玉焼き、枠に入れて焼いたんだろう。とろけ出す寸前くらいのちょうどよい火入れ。注文が入ってから炒め始めたナポリタンはちゃんと麺が生きていて、子どもが一気に食べていた。
このモーニングは目玉焼きナポリタンであり、野菜と薄焼きトーストはあくまで付け合わせであると考えれば、力の入れ具合も合点がいく。残念ながらわたしの重視ポイントと真逆だったけれど、決して手抜きなお店じゃない。親戚の知り合いなのでというわけではなく。なぜなら、コーヒーに手抜きはないし、盛り付けや店内の整理整頓なども気配りが行き届いていたし、マスター夫婦の雰囲気も良い。近所の常連さんが次々来店していたのもそれを物語っていると思う。

ケルン喫茶店 / 板橋駅新板橋駅下板橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0