枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

カフェ・ド・ビイラ@飛鳥山

5月某日訪問
モーニングセット スクランブルエッグ抜き(コーヒー、トースト、生野菜、フルーツ、オレンジジュース)450円
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飛鳥山の坂を登り、都電と分岐した明治通りを池袋方向に100メートルほど行ったところ、カトリ珈琲店の先にある喫茶店。こちらも古そうだが、車でも自転車でも幾度となく走っていたのに不思議とずうっと存在に気づかなかった。飛鳥山公園での親子遠足の前、子どもとふたりで訪問。
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外の明かりが適度に入ってきて気持ちの良い明るさの店内。長く大切に続けてきたのが伺える、ウッディな内装なんだけれど、手書きでメニューが張り出されていたりするあたり、力の抜け加減が実にいい塩梅だと思う。そんな雰囲気なので、住宅地の真ん中という立地もあり、平日の9時台でもゲストは見事に地元の年配者(平均70歳くらい)ばかり。三々五々挨拶しながら入店してきて、同世代のマスターと井戸端会議に花を咲かせる。{AEB600D1-125D-4EF6-8F32-D25DC4E9FF4E}
モーニングは一択。アイスが20円増しなのもお店の歴史の表れだな。子どももわたしもスクランブルエッグは食べないため、潔く玉子料理なしにしてもらった。あとはひと切れのみバター/よく焼き/ドレッシングなしで発注。
先に出されたコーヒーは、まあふつうのブレンドコーヒー。小分けのフレッシュも併せて供された。
後からフード類が全て一皿に綺麗に盛られて運ばれてきた。トーストは6枚切り厚でボリュームはなく、ひと切れにチャチャッと塗られていたのはマーガリン。パン自体は業務用のわりと美味しい角食で、3斤サイズの塊を都度カットして提供していた。
生野菜はキャベツとキュウリのグリーンサラダで、量的にはやや少なめ。いかにもスクランブルエッグの付け合わせという感じだ。スクランブルエッグ含めてこれらを一皿にまとめて提供していることを考えると、こちらのモーニングは玉子料理がメインで、トーストはサブの位置づけなんだろうなあと思う。壁のメニュー書きもそんな感じだし。
オレンジジュースは色的に100%果汁ではなかったのかもしれないが、子ども担当なので不明。
内容としては、スクランブルエッグを抜かなければお得感が高いと思う。予感としてはスクランブルエッグも丁寧に作ってくれそうだ。でもそれよりも印象的なのは、お店のアットホームさ。マスターもそうだけどお客さんの温かいことといったら!遠足だと言ったらあれこれ話しかけてくれて、母子ともどもむちゃくちゃ和んでしまったよ。こういう客層と雰囲気を作り出せるのが、マスターの才能と熱意なんだろうなあ。

カフェ・ド・ビイラコーヒー専門店 / 飛鳥山駅滝野川一丁目駅王子駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5