枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

高山珈琲@淡路町

8月某日訪問

プラージュ(マイルドブレンドコーヒー)500円、バタートースト450円

超有名店提供ではないけれど、静かに有名な高山珈琲。遅めの昼ごはんとして、会社員の食後のコーヒータイムの終わった13時頃、ひとりで訪問。

靖国通りのすぐ裏だけど、わかりにくい場所。しかも緑の多いファサードで、遠くからだとお店の存在に気づけない。店内はダークなテーブルと椅子が20席ちょっとかな。40代くらいの落ち着いた雰囲気の男女が中も外も対応していた。

コーヒーのメニュー。専門店らしく種類はとても多い。

一方、食べ物はこれ以外はケーキくらいで、モーニングメニューもなし。

深煎りのメールと迷っていたら、ブラックで飲むならマイルドをオススメいただいた。プラージュと、トーストをバター別/よく焼きで発注。トーストの耳は落とさないでとお願いしたら、ウチのはイギリスパンで底面分は既に落とした状態で納品されるので、できないんだって。ディップにはマーマレードを選んだ。

コーヒーは思ったより高温なのに、ちっとも風味が損なわれていない。そして冷めても味のバランスが変わらない。たしかにブラックで飲むのにちょうどいい濃さで、美味しいブレンドコーヒーだった。久しぶりにカップにもこだわったお店に来たけれど、いいカップで提供されると、やっぱり美味しさってちょっと変わると思う。どうやらいろんなタイプのウェッジウッドがあるようで、隣のお客さんにはワイルドストロベリーで提供されていた。ただ...添えられていたのは1杯ぶんのフレッシュだったけど。

軽食にサービスされるりんごジュース。サンドイッチなら合うけれど、トースト類にはなくていいんじゃないかと思う。

トーストは、6枚切り厚のイギリスパンが2枚で提供された。粉の風味もあまり強くなくて、ザラつきもそれほどないし、廉価品よりワンランク上なだけのどうってこともないトースト。山型の上部に当たる部分を見ると何となく分かると思う。ただ、マーマレードは甘みの度合いと酸味のバランス、ピールの残りかたがどれもほどよく、非常に美味しかった。

中も焼けていたので、別々にトーストして重ねて切っただけみたい。サンドイッチはメニュー写真で見る限りトーストサンドなので、サンドイッチのフィリングを全部除いて焼いたもの、というのが真相なんだと思う。独立メニューとしてけっこうなお値段つけるのなら、トーストに相応しいカットってあると思うんだけどなあ。写真通りなのでこれがお店のやり方なのでしょう。

コーヒーはたしかに美味しかった。あれなら500円ってかなりお得感があると思う。でもトーストはかなりお粗末で、ふたつ合わせてみると不満のほうが大きかった。さらにオールドビーンズのコーヒー(って、わたしはよくわからないけれど)を自慢にしたコーヒー専門店なのに、コーヒークリームがフレッシュだし、店内がオール喫煙というのもちょっとちがうんじゃないかな。

たぶんここではコーヒーのみ、もしくはケーキ類を食べるのが正解なんだろうなと思う。

高山珈琲コーヒー専門店 / 淡路町駅小川町駅神田駅

昼総合点★★☆☆☆ 2.5