ときどき子連れ東京朝ごはん

喫茶店モーニングのパトロール活動記録

丹三郎@古里

8月某日訪問

天せいろセット(蕎麦がき、天ぷら、せいろ、デザート)2000円×2、せいろ800円(税抜)

日帰り旅行で日原鍾乳洞へ行ってきた。蕎麦好きな我が家としては、こういうチャンスには蕎麦屋さんへ行かなきゃと、午早めの午後に立ち寄ったのがこちら。15時まで空いているとはいえ、蕎麦がなくなったらごめんなさいらしいので、11時頃に電話してみたら、予約はできないとのこと。でも訪問時間(13時ごろ)と人数を聞かれて、蕎麦は取っておくからお越しくださいねと言われて一安心。案の定、13時にはすでに蕎麦はなくなっていて、蕎麦がきとうどんならOKって書かれていた。電話しておいて正解。

非常に風情のある外観。たくさんの庭木が植わっていて、小さい菜園にキュウリがなっている。奥にはホウズキがあったりして、古きよき日本家屋という感じ。玄関で靴を脱いで入店すると、もちろん中はオールお座敷。暑い日だったのにエアコンなし、扇風機のみでも風が心地よく入って不思議と暑くない。

蕎麦のメニューは非常に少なく、せいろ、とろろせいろ、天せいろの3種類のみで、温かいものはない(うどんはある)。冬でもこのスタイルなのらしい。基本の3種類に、セットだと蕎麦がきとデザートがつく。あとは天ぷらのバリエーションとかおつまみ系がいくつか。天ぷら好きの家族はそれぞれ天せいろのセット、でもたぶん蕎麦がきは子どもが好まないと見込んでわたしは単品せいろを発注。

冷たいお茶と突き出し?の鰹節の佃煮の後、まず鰹節の乗った蕎麦がきが運ばれてきた。(鰹節がかぶっている...)蕎麦の香りはあまり強くないが味はしっかりと蕎麦。しっかり練られていて本当にもっちりとした食感。とても美味しい。ただ、あらかじめ濃いだし汁がかかっていたのだけれど、もうちょっと薄いだし汁を少量なほうが蕎麦がきそのものを楽しめるのになと、ちょっとだけ残念。好みの問題だし、たぶんこの蕎麦がきにはこのだし汁が合っているということなのだろうけれど。案の定子どもは1/3ほど食べて、あとはわたしが美味しくいただいた。

食べ終わった頃にいいタイミングで蕎麦と天ぷらがやってきた。海老、なす、かぼちゃ、大葉、後もうひとつがよくわからないけれどたぶん稚鮎の天ぷら。かぼちゃを半分だけもらったけれど、上品にからりと揚がっていた。ただ、蕎麦のつけ汁と天ぷらのつけ汁が別々になっていないのはなんでかな。

蕎麦は二八そばで細切りで、つゆは甘みの少ないすっきり濃い目。山奥の趣ある鄙びたお店という雰囲気とは逆の上品な江戸前蕎麦という感じ。蕎麦の風味は強すぎず弱すぎず、コシはそれほど強くないがそこそこあり、喉越しがとてもよい。盛はまずまず。予想と違う蕎麦だったけれど、とても美味しかった。ただ、わさびが安っぽい感じの練りわさびなのがちょっと残念。生わさびが出てくる雰囲気なのになあ。

最後にデザートとして家族たちが頼んでいたのは、そばアイス。一口もらったけれど、蕎麦粉のねっとりした感じそのままの粘り気がある。あんまり食べたことのない食感で、なかなか美味しかった。

ちょっと、ん?と思う点もあるけれど、総じて非常に美味しくとても満足。接客もお高くとまることも馴れ馴れしいこともなくキビキビと気が利いて素晴らしかった。で、この値段ってちょっとありえない。本当に行ってよかったと思えるお店。事前に連絡しての訪問をおすすめします。

丹三郎そば(蕎麦) / 古里駅川井駅

昼総合点★★★★ 4.5