ときどき子連れ東京朝ごはん

喫茶店モーニングのパトロール活動記録

ヒロー@蔵前

4月某日訪問

コーヒー500円

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鳥越神社の南側、蔵前橋通りを渡ってすぐのところに、夕方通りかかるといつも開いているのだけどネットのどこにも載っていない喫茶店。平日夕方、ちょっとブレイクと軽食をなんて思って訪問した。

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ヒロじゃなくてヒロー。優雅なフォントで書かれた看板の店名と重たい木の扉、店内には布張りの椅子にレオパード柄のテーブル。白髪のママさんと毎日のように来ているらしい同世代の女性客が和やかに談笑していて、テレビもBGMも新聞もなにもなし。その上メニューもなくて、「うちはコーヒーと紅茶だけで食べものはなにもないよ。ごめんね」と。それでもこの独特の雰囲気には抗えず、コーヒーを発注してみました。

「あなたどこから来たの?」から始まり、ママさんも先客さんも生まれも育ちも浅草ということですっかり打ち解けて、近所のお店の歴史や仲の良し悪しなどをいっぱい聞きました。娘さんも、わたしがよく知る近所の日本料理店の若女将とか、びっくり。
小鍋で温めてカップにナミナミと注がれたコーヒー。小鍋で温めたコーヒーの質をコメントするのもなんですが、その製法にしてはおいしいな。コーヒーカップが空になると、小鍋から直接カップにお代わりを注いでくれた。

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しばらくしてガサゴソ棚から出してきてくれた、小柳かりんとう。「口の中で舐めているととけてきておいしいんだよ」と勧めてくれて、食べきれなかった分は「持ってかえんな」と袋に入れて持たせてくれた。まるで浅草生まれのわたしの伯母の家に来ているみたい。
「息子はかわいいよ、毎日抱きしめて、大切だよって伝えるんだよ。またおいでね、待ってるよ」と肩をポンポン叩いて。下町のばあさんらしいどこまでも気風のよい話のシメが、こんな飾らない優しいことば。じーんとしてわたしがママさんを抱きしめたくなったくらい。その代わり、「はい、また必ず!」と握手しました。
まさにプライスレスな喫茶店。

珈琲の店ヒロー喫茶店 / 浅草橋駅蔵前駅新御徒町駅) 昼総合点★★★☆☆ 3.0