枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

グレースカフェ@小伝馬町

2/23の朝ごはん
モーニングセット(コーヒー、トースト、サラダ、ゆでたまご、フルーツ)550円

土曜のイベントに参加する仕事の日。小伝馬町駅のすぐ裏手が会場だったのだけど、そのすぐそばにグレースがあったなって気づいた。通勤経路にあるのでお店の存在は知りつつ何年も寝かせていたのだけど、ついにチャンス到来です。

窓から見えていた以上に広め。全部で30席くらいかな。奥には大きなテーブルがあり、ご近所な年配男性が数名、病気談義に花を咲かせてました。同じ世代のマスターがひとりで切り盛り。

モーニングは一択。デフォルトが耳を落としての提供なのをリサーチ済みだったので、耳は死守したい。バターは塗るパターンとなしパターン、両方味わいたい。サラダのドレッシングはなしで野菜そのものをいただきたい。それ以上は、ややこしいことを言ってマスターに露骨に嫌な顔されないようにしたい。ということで、一切れバター、耳付き、ドレなし、までお願いしてやや怪訝な顔をされつつ了解された。

コーヒーは、この雰囲気にしては酸味控えめでバランス良いブレンド。浅煎りで飲みやすい。クリームはピッチャーで出されたので、途中回収があるかと警戒したけど、最後まで置かれたままだった。

4枚切りよりはやや薄いくらいの山食パン。耳付き、は理解されなかったようで、底面の耳はなかった。でもバターは一切れだけで、その希望は通ってました。この食パン、しっとりもっちりしていて、でも人工的な風味は感じなくて、あまり食べたことないタイプ。よく焼きじゃなくても、もっちりクラムを愉しむトーストで、「俺のベーカリー&カフェ」の食パンが近い感じ。バターもマーガリンじゃないものだったっぽいし、なかなかおいしかった。

ザ・キャベツなサラダと思いきや、カイワレが少し混じっているのはわりと珍しいかしら。量も少なめで、あまり力が入っていない感じ。

かた茹でのふつうのゆでたまご。サーブされた時に、たまごの上面に消費期限のプリントがされていた。これも配慮なのかなぁ?

フルーツはマスカットとバナナ半分くらい。このバナナ、ねっとり甘いのに歯ごたえがあって、わりといいものだと思う。
わたしのような一見の面倒な客に優しい雰囲気の喫茶店じゃないのは覚悟していて、案の定嫌な思いはしなかったけど居心地よいほどでもなく。でも提供されたものは昭和純喫茶的ではなく、でもいまどきカフェでもなくて、ちゃんと考えられた正統喫茶のモーニングでした。わたしの好きなタイプ。