枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

入谷珈琲豆店@入谷

パプアニューギニア 700円/100g
3月から全世界で、くらしがドラスティックに変化している。わたしのくらしは、緊急事態宣言前からすでに大きくシフトチェンジしていて、半月経ってペースもできてきた。毎朝7時半から9時までみっちりアシュタンガヨガの宅練、その後平日は19時頃まで在宅勤務、こどもの学校も学童もオールナッシングなので、昼に運動のためふたりで往復3-4kmくらい歩いてあちこちのパン屋さんへランチ調達、というわりと規則正しく健康的な隠居生活。ただ、喫茶店開拓どころか、いつもの馴染みのお店にもロクに行かれないのだけは悲しい。幸い、コーヒーを自家焙煎しているお店が徒歩圏内にいくつかある恵まれた環境なので、この機会に数年ぶりにドリップコーヒーを自分で淹れるようになった。

その中で、唯一販売しかしていないのが、2年前くらいにできたこちらのお店。道を挟んだ向かいには「グーテ・ルブレ」という築地と入谷に店舗を構えるわりと有名店があって、わたしもよく利用するのだけど、コーヒーはここ数年淹れていなかったので初訪問。

狭い店内の片面には、撮影しそびれたけれど焙煎機と販売カウンター、そして反対面には商品が陳列。コーヒーの好みや飲みかたを伝えると、ちょい若めの店主が快くセレクトの相談に乗ってくれた。

いちばん人気の入谷ブレンドを試飲。美味しかったけれど、もうちょっと酸味があるほうが最近の好みなので、それも伝えたところ、

お勧めされたのはパプアニューギニアの中深煎りだった。ゆっくり淹れたらたいそう美味しかった。ちょっと値は張るけれど、お店に行くの2回分。淹れる時間も癒しと思えば、こういう愉しみかたもあるなあ。

Bees coffee@千石

ブレンド 260円

千石駅近く、17号をちょっと白山方向に行ったところにある。それなりに古いお店で、少なくとも15年前にはやってたと思う。でも外向きにデカデカとした「Coffee」の文字が大きすぎて、それ以外に目が向かなくて、お店の名前も知らなかった。
ふむ、Beesでしたか。最初からこの名前だったのかな。

お店の外のメニュー表。ドリンクの種類はむちゃくちゃ多い。さらに、カフェインレスもできる。でもフード類は、平日9時台だからかもしれないけど、提供できるものはメニューより少ないかんじだった。

ここで先に注文。基本に忠実に、先頭のメニューであるブレンドにした。
厚手のカップは、日本橋の「take five」や「日本橋カフェ」、春日の「Live Coffee」なんかで使われてるのに似てるな。肝心のコーヒーは、時間が経って冷めてきても風味がそれほど落ちてこないことが特徴的な、当たり障りないブレンドだった。でも店内には焙煎設備があるから、コーヒーの良い香りが充満していて、それとセットでとても風味豊かな印象が残ってます。

セブンイレブン@入谷

高級キリマンジャロブレンドR 110円

セブンイレブンのコーヒーは美味しい。デニーズでも、頑なにフロアスタッフが注いで回っていたコーヒーのお代わりサービスが、いつしかドリンクバーとなり、セブンプレミアムのコーヒーサーバーが置かれるようになった。人の手を介して供されるおもてなしは素敵だと思うけど、コーヒー自体はコーヒーサーバーのほうが安定していてよい気もする。
そんなセブンプレミアムのコーヒーに、「青の贅沢」のキャッチを冠した上位バージョンが登場して、だいぶ経ったけど飲んでみた。

青いね。中身は映してもなにもちがいがわからないので割愛。セブンイレブンのページでは、力強い香りとコクって触れ込みだけど、キリマンジャロって酸味が強くてサッパリしてるんじゃなかったかしら。
さっそく飲んでみましょう。ん、すっきり。さすがキリマンジャロってかんじ。でも酸味はそれほど強く感じなかった。あくまでキリマンジャロブレンド」ってことかな。そして、飲み進めて温度が下がってきても、雑味は出てこない。風味も落ちてこない。
最後まで美味しく飲めますね。10円の価値はある、青の贅沢。

いいオフィス上野@仲御徒町

フリードリンク 600円/2h

仕事柄、パソコン開けられてWi-Fi波があれば、どこでもかまわないので、ここ数年はさすらいがち。コワーキングスペースに行くこともたまにあるのだけど、近ごろ新規店が増えてきたように思う。そんなお店のひとつで、新御徒町仲御徒町の間くらいにある。

この場所、もともとなんだったっけ?ってくらい、間口が広いスペース。

外看板に料金システム。他店と比較して、けっこう安い。昨今カラオケルームでもビジネスユースを見込んで電源貸してWi-Fi飛ばしてたりするので、価格競争になってるかのかも。

オシャレなエントランスで、前金で支払う。LIGという地元の若者が起業した会社が運営してるらしいです。

さまざまな用途を想定して、いろんな椅子やテーブルが設置されてる。まあどこでもそうですけどね。
WeWorkみたいにレンタルオフィスとしても利用できるのだけど、固定エリアとかはないみたい。それでも、スポット利用ありきではなく固定ユーザーの利用が主みたいで、月極の利用者のみが使えるエリアがあったりするし、キッチンにも飲みかけのボトルなんかがたくさん並んでいた。
わたしがこの日使っていたマグカップも、このカゴの中の食器はどれでも使っていいと言われたもの。飲み物も、コーヒーはネスレバリスタが置いてあって自由に飲んでOK、この棚に並んでる茶葉ならポットからお湯注いでね、冷蔵庫の中はいろいろ詰め込まれているけど、最下段のペットボトルは好きにどうぞ、とか。それはそれで気楽な感じだけど、日々利用している人たちばっかりだと激しくアウェー感ありそう。
でも幸いこの日はそんなこともなく、しかもとても空いていたので、気持ちよく1.5時間仕事しながら、コーヒーやハーブティを飲み、道を渡ったところにあるコンビニで買ったバナナを食べてました。

ニューヨーカーズカフェ@調布

NYCドッグセット(紅茶、ホットドッグ、サラダ)660円

調布市役所で午後一から仕事。終わって遅いランチにしようと思ったけれど、調布駅の周りで電源えるカフェ的なところがほとんどなくて、見つけたのがニューヨーカーズカフェだった。
以前はあったベーグルのラインナップはなくなって、ホットドッグとサラダのセットが4種類。チーズやらアボカドやらトッピングされると途端に単品でも700円近くなる。強気だな。

めずらしく紅茶。コーヒーと同じマグで提供された。

小ぶりなソフトフランスで、タリーズのドッグパンみたい。パンからはみ出すサイズのソーセージ、圧倒的な太さで重量感も半端ない。フランクフルトみたいですね。ケチャップ抜きでオーダーしたので、色合いが地味だな。

ザ・はっぱなグリーンサラダ。シンプルだけどサラダとしてのスジはいいと思う。
昼ごはんを食べるためというより、急ぎで仕事を片付けるのがメインの利用だったので、電源使えてまーまーなフードがあって、まーまー空いててそれなりに良かったです。純粋なランチ場所としては、わたし的にはナシ。

フェブス コーヒー&スコーン

ホームメイドビスケットサンド オリジナル 680円 アメリカーノ 400円

蔵前の人気店「フェブラリーカフェ」の姉妹店。

三姉妹の次女だけど一番のおちびさんで、カウンター6席と4人席が1卓ととてもこじんまりしてる。

スコーンが看板だけど、フォトジェニックなプリンも人気。遅いランチタイムに訪れたので、ランチ代わりのビスケットサンドにしてみます。オーロラソースは別添え発注。

10分以上して、全部一度に提供された。まだアメリカーノはマイブーム。好きです。

上下にカットされたビスケット。下面にはチーズが乗って焼かれていて、その上に生のルッコラとオニオン、フライドエッグ、胡椒ガリガリで上面、という構成。ほの甘くてガリガリ感が強いビスケットが、すごく美味しかった。香ばしく、ガリガリだけどそれだけじゃなくスコーンのようなしっとり感も多少あって。なのでお菓子的な要素はあまり感じなくて、例えばケンタのビスケットよりもはるかに食事っぽかった。聞いたらヨーグルト入れてるからサッパリなんだそうです。

ルッコラや玉ねぎと、この絶妙な火入れの黄身が、これまたとても合うの。だから、

オーロラソースはつけてもらったけれど、わたしには不要でした。
いやーもうとても美味しいプレートに、濃すぎずサッパリした風味豊かなコーヒー。すごく満足度高かった。ビスケットがわりと重たくて、見た目より食べ応えもあったので、次回はマッシュポテト付けたくなりそうだけど、食べ切れるかなー。

エイトコーヒー@青山一丁目

アメリカーノ300円

青山一丁目駅から青山墓地に向かう途中に突然ある小さなカフェ。


外看板がなかったら見落としちゃいそう。メニューはほぼほぼドリンクだけ。

ギャラリー然とした空間に白木のカウンター。ミニマリストの館、みたい。殺風景直前のワビサビな設えでいただくアメリカーノは、悪くなかった。