枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

シビア@千住大橋

3/18 訪問

モーニング(コーヒー、トースト、サラダ、味噌汁) 600円

千住1丁目というマイナーな場所に所用があり、そのついでにネットで検索してこちらを訪れてみた。この付近へ行くのは初めてだが、モーニングを出していそうなお店を調べておかないと、行き当たりばったりで見つけるのは難しそう。

日光街道沿いの角地にある古びた風合いの喫茶店。カーテンのかかった窓際にテーブル席が並び、結構な音量でテレビがかかっていて、インテリアも安っぽく年季が入っている。客層もそれにぴったり合致する人種で、女性のほうが多いのに喫煙率は100%だし、なんと全員が知り合いで「おはよう」と挨拶しながら入ってくるお客さんばかり。ママさんが忙しいとお客さんが水を持って行くくらい。でも排他的ではなく、なんとなくユルい雰囲気が流れている。

モーニングはハムエッグもつくAセットが700円、トーストとゆで卵のみのCセットが550円。今回はバター抜きで注文した。出てきたモーニングはお店の雰囲気とはちょっとちがって、キレイな木製トレイに並んでいて食欲をそそる。

コーヒーは作り置きと思われる素早さで給仕されたが、煮詰まってはおらず風味を感じられた。一杯ぶんのクリームとともに。

トーストはふつうの角食。食パン自体はフワフワ先行で頼りないものだが、厚めカットで良く焼かれており、まずまずおいしかった。マーマレードとイチゴジャムが少しずつ付いてくるのもうれしい。

サラダはレタスと水菜が主で、ゴマ焙煎ドレッシングがかかったもの。さらにトマト半分(笑)とゆで卵のスライスが数枚載っている。かなりのボリュームでうれしくなるサラダだった。

そしてびっくりメニューの味噌汁は、ほうれん草と豆腐と油揚げの、ごくごくふつうに和食に提供されるようなもので、トーストには合わないがふつうにおいしい。お箸がないのでフォークで食べるという、驚きのスタイル。

600円とやや高いがそれなりの内容ではあるし、なんといっても脱力具合が妙に心地よい。下げてもらうときにも「お粗末さま」と、まるでお宅訪問のような挨拶をされたり。なんだかヘンな魅力、というか魔力みたいなものをかんじたモーニング。

シビア喫茶店 / 千住大橋駅北千住駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0