枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

自家焙煎珈琲庵@春日

10月某日 訪問
ブレンド 420円、モーニングトースト(トースト、サラダ、ゆで卵) 150円

白山通りと言問通りの交差点から少々東に進むとある、風情ある外観の喫茶店。外から見てややお高めな雰囲気を醸し出している。中はテーブル席が10卓以上で、席間のゆとりもある。コーヒー豆も売られていて、なんと「焙煎室」まで設えられていて、コーヒー自慢なお店なのがよくわかる。男性ふたりが接客。
メニューは、通常価格のドリンクに廉価なモーニングセットを付けられる形態。トースト以外にマフィンやホットドッグのサンドが200円台で数種類ある。いちばん安いドリンクのブレンドとトーストのセットをバター別/良く焼きでオーダーしたら、訝しげな表情で「ブレンドでいいんですかッ?」と。ええブレンドでと答えたが、他のお客さんはいずれもややお高めのストレートコーヒーや本日のコーヒー、深煎りなどを注文していた。「ブレンドもありますがこちらがオススメです」と案内され、オーダーを切り替えたお客さんもいた。なるほど…
そんな問答があって運ばれてきたブレンドは、たしかにコーヒーがウリのお店らしい美味しさ。でも温度がちょっとぬるめ。これもコダワリだったりするのかもしれないけれど、とモジモジ考えてしまった。添えられたのは1杯ぶんのフレッシュ。
トーストは4枚切厚の山型食パンで、焼き加減もよく、わりと正統な美味しいトースト。ちゃんとしたバターと、クラフトのイチゴジャムが塗り物として供された。レタス主体のサラダは、質も量もそこそこいい塩梅で、控えめに胡麻ドレッシングがかかっていた。卵は殻は茶色で高級卵風情たけれど、ごくふつうのかたゆで卵だった。
全般的に綺麗な盛りつけで、品のあるモーニング。特に悪くないけれど、価格を考慮するとまぁ当然って気もする。それより、客に注文を躊躇させるのは…メニューのいちばん上に書かれているのはどうやらオススメではなかったらしい。だったらチラ裏にでも書いておいてほしいもんだと、なんだかモヤっとした朝ごはん。でもそれ以外の接客は特に不愉快なこともなく、トータルで見ればまぁ、モーニングの選択肢としてアリなお店だと思う。ただ注文は堂々と、飲みたいものを注文しよう。

自家焙煎珈琲庵喫茶店 / 春日駅後楽園駅本郷三丁目駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0