枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

椿山荘 ル・ジャルダン@江戸川橋

9/14訪問
サマーアフタヌーンティー 3500円(税・サービス料込)
※15時から2時間制:一休限定プラン

夏休みのイベント的に、甘党な家族1(中年男性)の初アフタヌーンティーを開催。一方わたしは一般女性より甘党って嗜好じゃないので、初ではないけれど数回目。行先を散々迷って、老舗好きのわたしの好みで椿山荘にした。予約はゆく夏を惜しむに相応しいプランを選択。
平日の15時、座席は8割ほど埋まっていて、ほとんどがオトナな女性客と年配家族。椿山荘の素晴らしい景色が見える2席横並びのシートに案内された。席に予めセットされたメニューに期待が高まる。

ドリンクは30種類以上。中でもホットティーはポットで提供され、途中で茶葉の変更も可能なので、同行者とシェアすればいろいろと楽しめる。シーズナブルなフレーバーを2種類と、緑茶ベースのフレーバーを1種類いただいた。
下段、サンドイッチのプレートは、角食、フランスパン、タルトレットと、バリエーション豊かな4種類。

銘々に取り分けた。わたしはハムを食べないので家族1の腹に。このカトラリーはあまり大きくないので、大きさ的には2口サイズくらい。おくらとコーンに人参のラペの入ったサンドは、おくらの粘りと人参の控えめな味付けでサラダサンド感覚。でも食感的にユニークで遠くにエスニックな風味がある。カニとマンゴーという異色の組合せは、フレンチのオードブルみたいでシャンパンが欲しくなる。ココナッツとパッションフルーツは、意外にも果実そのままじゃなくペースト状になっていて、黒パンの複雑な味を引き立てていた。

中段のスコーンはプレーン、ココナッツ、マンゴー。ひとつひとつのサイズは小ぶりで、やや温められている。横に二分してもホロホロ崩れるほどではなく、ややしっとりしたタイプ。バリエーションの二種は、プレーンにココナッツが乗ったものと生地自体にマンゴーが練りこまれたもの。わたしはココナッツとプレーン半分をいただいて、プレーン半分は家族なんへ、マンゴーはドギーバッグにしてもらった。撮り忘れたが、アプリコットジャムと小さいスクープ一杯のクロテッドクリームが添えられ、お代わり可能。アプリコットジャムは美味しかったけど、好みとしてはスコーンにはベリー系だなぁ。夏らしさ追求なのだろうけれど。でもクロテッドクリームにはテンション上昇!甘すぎず、オイリーすぎず、濃厚さをプラスしてくれるから好き。王道だし。でもスコーンそのものが美味しすぎて、わたしはほとんど何もつけずにそのままいただいちゃった。初クロテッドクリームの家族1はもりもり盛っていたが。

スイーツ類は、セミフレッドは溶けるのでお早めにとお断りされた。とは言えそう簡単には溶けなて、半解凍な状態で食べたら濃厚トロピカルテイスト。チョコレートが苦手なのでチョコタルトは家族1へ。ビターなチョコが美味しかったらしい。キウイとホワイトチョコはちょっと隠れちゃったけれど、ちょっとレアチーズケーキっぽい感じ。ルバーブのパイは、すごく高級なひとくちジャムパイ。

志向の凝らされたスペシャルな仕掛けはないし、ボリュームもそれほどでもない。しかしどこにも手抜き感や安っぽさがなかった。目配せで来てくれる接客も素晴らしい。アフタヌーンティーにしてはリーズナブルで、ものすごく満足度が高い午後を堪能しました。

ル・ジャルダンカフェ / 早稲田駅(都電)江戸川橋駅護国寺駅
昼総合点★★★★☆ 4.5