枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

香@宝町

モーニング(コーヒー、トースト、ミニサラダ)550円

宝町だけじゃなくて日本橋にも京橋にも近い、なかなか便利なエリア。でもオフィスビルばかりで消費者向けのお店は小売も飲食もあまりなく、喫茶やカフェも数店しかない。昭和通りから1本裏道に入ったところにある貴重な喫茶店に突撃。

ファサードはそんなにくたびれ感がなかったけれど、店内はしぶい。そして細長い。

奥は少しゆったりしているけれど、漆喰みたいな色合いで懐かしい雰囲気の壁に、誰かの趣味の絵みたいな、地味な絵が飾られている。床の柄もテーブルや椅子も、ランプも、適度に安っぽくてチグハグで、枯れ喫茶要素がたっぷり。

10時半までのモーニングは、ホットドッグとトーストを選べる。マスターはキビキビ・ハキハキした気持ち良い接客で、バター別/ドレなし/肉料理なし、を申請したら快諾されました。喫茶店らしいランチもいろいろあって、値段もそんなに高くない。
メニューの一部は壁にも掲載されてます。それにしてもこの壁、趣あるな。
ジューっという沸騰音の後、小鍋からあつあつのコーヒーが注がれてた。酸味際立つ、枯れ喫茶に相応しいコーヒー。

ふんわりして厚切りのバタートースト。そんなに素晴らしいパンではなく、記憶を辿るとヤマザキのロイヤルブレッド?って感じた。ただ美しく飾り切りが施されていて、ポケサンには激しく不向きだけど、バター(マーガリンだけど)をシミシミにして頬張るならうれしいタイプだと思う。
サラダはパリッとまではいかないけど、まぁそれなり。通常はここにウインナーがつくそうです。
まあ全部がまーまーな内容なんだけど、くすんだ風合いが妙に心地いいお店。当然ながら、常連ぽいビジネスマンがたくさん来店してました。