枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

珈琲専科 貴族@巣鴨

ブレンドコーヒー 350円
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伯爵、王城、貴族、古城…中世ヨーロッパっぽい店名の喫茶店ってときどきある。それらの共通点は、
ベロアのソファセットにシャンデリア、正装したスタッフが給仕していて、音楽はクラシック曲、コーヒーはやや酸っぱいタイプで銀製のシュガーポット、「至福のひとときを貴方に…」とか書かれた伝票がうやうやしく置かれる。
といったところ。すごく具体的だな。でもそんな感じだと思う。
そんな名前を持ち、老人の街巣鴨で50年の老舗喫茶店
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巣鴨駅からはとげぬき地蔵より先なので、駅からぷらぷら歩いてきて疲れたころに現れるといった感じなのかもしれないな。
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テラス席が3卓もある。
f:id:iwassy:20201031195144j:plain 店内は撮影禁止とのことで、こちらのテラス席にさせてもらいました。
メニューはコーヒー350円からで、意外とカジュアル。それより驚きなのは、なんと前金制。若い女性と夜の街にいそうな勢いのある男性がいて、普段着でカジュアルに応対するのも、予想外。なにひとつ中世らしさ、王族らしさがない。
で、店内でオーダーするんだけど、無操作におかれた食パンが、そこらで買ってきました感を漂わせていたので、コーヒーだけいただくことにした。発注してお支払いしたら、席までは持ってきてくれるんだって。完全なセルフじゃないのね。
で、やおらドトール的マシンでチューっと注いで運ばれたのが冒頭のコーヒー。でもドトールほど回転がよくないからか、味は少し落ちる気がした。
ミルクもスジャータポーションフレッシュで、銀製のシュガーポットだけが貴族感を醸しだしてたな。
高齢者のお地蔵さん詣のお休み場所として、近くにもう一軒ロンって喫茶店があるけれど、そこよりはカジュアルでお安く、もう一軒のタリーズよりは高齢者に敷居が低く、立ち位置としては確立されているのかもしれない。