ときどき子連れ東京朝ごはん

喫茶店モーニングのパトロール活動記録

喫茶ルオー @本郷三丁目

5月某日訪問
モーニングセット(コーヒー、トースト、サラダ)600円


東大前には老舗喫茶店がいくつかある。そしてカレーライスが有名なお店もいくつかある。その療法を兼ね備えたお店がこちら。学生のころ(東大生ではないが)一度来たことがあるような気がするが、遠い昔すぎて記憶が曖昧。間口はそれほど広くないが奥行きのある構造で、4人がけのテーブルが10卓弱。ダークな色合いの店内には余計なものがほとんど置かれていなくて、スッキリとしている。テーブルや椅子も非常に古そうでよく使い込まれているが、手入れがとても行き届いていて骨董品みたい。ただ、椅子が固いので痩せ尻には辛いのだが。
メニューは基本的にドリンク類しかなく、食べ物のメニューはスイーツ類数種を除けばセイロンカレー一択。11時までのモーニングタイムのみ、トーストモーニングと朝カレーライス880円が提供される。10時の店内にもすでにうっすらと、実に美味しそうなカレーの匂いが漂っていた。いつもどおりトーストをバター別のみお願いしたところ、フロアで接客している年配婦人のほうから「ドレッシングはかけていいですか?」と。そのためドレッシング少なめもお願いした。
ぽってりしたコーヒーカップになみなみと注がれたコーヒーは、老舗喫茶店にありがちな酸味の強いものではなく、むしろ苦味優勢。風味が豊かで深い味わいがちゃんとする、たいへん美味しいコーヒーだった。コーヒークリームはなく、ポーションのフレッシュ1個とともに。
トーストは4枚切り厚の白い角食だが、飾り切りにオリジナリティあり。クラムを囲むようにクラムとクラストの間を四角く、さらにクラムを対角線に、それぞれ切込みを入れてある。おもしろい。わたしはバター不要だから無関係だけれど、たぶんバターを塗った場合によく染みこんで食べやすいんだろうなあと思う。わたし的にはポケットサンドにしにくくて困ってしまったけれど。焼き加減はごくふつう、パンそのものも一般的な喫茶店モーニングのパンで特長はとくになし。小皿に少量のちゃんとしたバターも添えられたので、1/4はシュガバタにしていただいた。
サラダはレタスやきゅうりやトマトの一般的な構成に、固ゆで卵が1/4に切られて載っている。非常にイキのいいフレッシュな生野菜が、トースト半分をポケットサンド化するのに有り余るほど盛られていて、嬉しくなった。ドレッシングは市販のサウザンアイランドドレッシングだと思うが、少なめというわりにはかなりたっぷりかかっていたのだけが残念。
価格はやや高いが、どこにも手抜きのないモーニング。トーストのパンがもうちょっといいモノだったら申し分ないのだけれど、それを差し引いても相応以上だと思う。さらに、喫茶店モーニングに求める、モーニングの内容以外の要素がとてもよかった。店内の雰囲気もそうだし、接客も。たまたまあがりかかった雨がまた降ってきた時に来店したのだけれど、天候にまつわるちょっとしたコメントなんか、とても品がよかった。
トータルで、丁寧なおもてなしを受けたなあと思えるなかなか良いひとときだった。

喫茶ルオー喫茶店 / 本郷三丁目駅東大前駅春日駅

昼総合点★★★★ 4.0