枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

ROYS@秋葉原

6月某日訪問 ブレンドコーヒーS 210円、バタートースト 160円

昭和通り沿い、秋葉原駅から北に数分のところにある気軽なカフェ。朝早くから営業しているし、何より便利な場所なので、どの時間帯もそれなりにお客さんが入っている。特にモーニングメニューはないので後回しにしていたけれど、ふと訪れてみました。

ちょっとだけアメリカの趣を感じる看板。よくよく思い出すと、ここ1年以内に色がきれいになったような気がする。

店内は小洒落たところのない、昔からあるタイプの日本のコーヒーショップです。カウンターには「タバスコは自分で持って行ってください」と注意書きが貼ってあったり。カウンターの中では、年配の男性と、だみ声が耳につくが言っていることは感じの悪くないおばちゃんが対応しています。

店内はガラスで区切られて分煙されています。禁煙エリアが30席くらいに喫煙も20席くらいあって、そこそこ大箱。かかっている曲はビーチボーイズだったので、やっぱり店主がそういう好みなのかも。

店頭の価格表。ドリンクもフードも、ドトール・プロント・ベローチェあたりと同じか、やや安いくらい。このプライシングは…これだけ回転がよければドリンクはそこそこだろうけれど、フードには期待できないかなと予測。期待値を下げつつ、ブレンドコーヒーと、いちばんシンプルなバタートーストよく焼きをカウンターで発注しました。

ドリンクはカウンターで渡され、フードは運んでくれます。酸味と苦味のバランスがとれていて香りもそれなりな、飲みやすいブレンド。コーヒーショップのマシンで供されるコーヒーの典型的な味です。

提供まで5分以上かかった。4枚切り厚の角食パン、厚切りトーストの部類です。パンそのものの味としてはスイートで、クリスプなクラストとソフトなクラムはきっちり押さえられていて、値段にしてはまずまず。ドトールトーストを、少し廉価にした感じ?でも添えられたのがマーガリンじゃなくホイップバターなのは、ドトールを上回ってます。
ドトールとかなり似ているけれどちょっと上、しかも価格はコーヒー+トーストで40円安い。しかも個人経営と思われるので、そりゃこっちを応援したくなります。それなりにいつも混み合っている理由がよくわかりました。

ROYSカフェ / 秋葉原駅末広町駅岩本町駅) 昼総合点★★★☆☆ 3.5

ろあーる@大塚

6月某日訪問 トーストセット(コーヒー、トースト)682円

学習院女子高校での用事をすませた土曜日の午前中、子どもとふたり。大塚南口から新大塚方向にすぐ、急な階段を上った2階に地味にある喫茶店で、わたしの朝ごはんと子どものおやつタイムです。

印象的な広い窓にダークな色調のダイニングセットが10卓ほど並び、スッキリ片づいているんだけど、テレビでは地上波のNHK、BGMにはクラシックが同時に流れていて、音的にはごちゃごちゃ。年配のママさんがひとりで、常連っぽいご近所の年配女性と世間話していました。

モーニングはなく、ストレートコーヒーが充実していてフード類が少ない、いわゆるコーヒー専門店です。ちなみに、外税と書かれているけれど、税込のお値段。トーストセットを、ディップ類は塗らずに乗せてもらうかたちで発注しました。

先出しされたコーヒー。味的にサイフォンだと思う。とても上手く淹れてあります。ポーションフレッシュなのだけが残念。

二等分がキレイにセットされた4枚切り厚に、ちゃんとしたバターとジャムが乗って。子どもとひと切れずつにしました。トーストの耳なしは、こういうお店では基本のキなのかな。センスの違いだからもちろんアリなのだけど、パン自体はそこそこおいしいので、ぜひ耳も食べたかった。さらに、メニューにはないヤクルトも乗っていて、これは子どもへ。
常連のご愛顧だけで成り立つ古い喫茶店かと思いきや、値段なりのきっちり調ったトーストセットでした。でも、わたしたちが居るのに常連さんとタバコをくゆらす店主って、どうなんだろうか。お酒を出さないお店では、わたしはナシだと思います。もしくはわたしたちがお呼びじゃない、ということなら、それはそれで。

ろあーるコーヒー専門店 / 大塚駅前駅大塚駅向原駅) 昼総合点★★☆☆☆ 2.5

リーム@上野

5/25訪問
トーストのセット(ブレンドコーヒー、厚切りトースト、サラダ、ゆでたまご)648円
遠足の行き先が上野の科学博物館で、その前に子連れで新規開拓。
上野マルイのすぐ右側、駅前の交差点を渡った眼の前なのでけっこう目立ちます。待ち合わせ場所としても使えそう。
店内はすっきり片付いてキレイで、50席以上はあります。9時半くらいだったけれど、観光客的なグループ客1組と、仕事前の会社員のひとり客が数名で、まだ暇そうな感じ。バイトと思われるとても感じの良い女性がフロアを担当し、厨房は男性が担当しているみたい。手前が喫煙エリアらしく、わたしたちは奥の禁煙エリアに案内されましたが、神経質な嫌煙者には構造上の不満点かもしれません(わたし的には問題ない)。
モーニングメニューは3種類でいずれも同価格、200円でスープの有無のオプションがある。本日のスープはソラマメのポタージュでした。トーストのセットをバター別/よく焼き/ドレッシングなしで発注。
コーヒーは作り置きだと思います。酸味は出ていないけれど風味もあまりなかった。カップが厚手なのは、わたしの好みとは合っていました。
味にはなんのチャームポイントもなくて、どちらかというとイギリスパン系の山型食パン。でも、厚切りで飾り切りと焼き目も美しい、フォトジェニックなトーストには仕上がっています。
水菜が中心のサラダ。わりと美味しいけれど量は少なめでした。
全般的に悪くはないけれど、特に良くもないという感じ。でも600円前後でオーソドックスなモーニングを食べようと思っても、プロントはあるけれど狭いし、椿屋やギャランは高いし、ルノアールドトールハードロックカフェはちょっとちがうし、古城や丘はちょっと離れているしで、実は上野の駅チカには盤石な選択肢がここくらいしかないのです。利便性がすべてですね。

リーム喫茶店 / 京成上野駅上野駅上野御徒町駅) 昼総合点★★★☆☆ 3.0

リバーストン@田原町

5月某日訪問
トーストセット(コーヒー、トースト)550円 蔵前駅田原町駅のちょうど中間にある、目立たないファサードの喫茶店。お店が何もない一角なのでそもそも遠目からはお店をやっているように見えないし、近寄ってみてもコーヒー豆の販売だけをしているように見えるんだけど、実は小さく「喫茶」と書かれた外看板がかかっているのです。
壁面とか飾られた絵とか、静かにAMラジオが流れていたりとか、全体として統一感があります。右側に4人掛けのテーブル席が5卓ほど、カウンター席が数席という構成。先客は仕事中っぽい男性がひとり、その他に近くのお店の方が数名コーヒー豆を買いに来ていて、喫茶より販売中心なのかも。
カウンターには食器と年季の入った器具。コーヒーがメジャーじゃなかった4-50年前に先代が豆の販売を始めて、自家焙煎して自転車で配達していたので煙突が立っていたんだよ、平成に入ってビルの建て替えを機に喫茶も始めたのだけど、代替わりしてからは自家焙煎まで手が回らなくて、今は卸に焙煎度合を指定して納品してもらうのよ…と、初めてのわたしに和やかに話しかけてくれました。
メニューは確認しなかったけれど、軽食はありますということで、トーストをバター別/よく焼き/耳残しで発注。どうやらランチタイムがあるみたいで、この日はしょうが焼きだなんて先客と話していました。
目の前でお湯を沸かして丁寧に淹れられたドリップコーヒーは、苦味と酸味のバランスもほどよく、香りも芳醇。もともと豆の販売のみだった経緯もあり、豆の管理はしっかりしているのでしょう。コーヒークリームは使う?と確認して出してくれた小分けのクリームが、コーヒーフレッシュじゃないのもうれしいね。
4枚切り厚の角食パンのトーストは、もっちりした甘めのクラムと、クリスプなクラストの対比がすてき。ザ・喫茶店トーストっていう見本みたい。
コーヒーソーサーとパンのプレートがどちらも貝殻型。かわゆい。

トーストも期待どおりにおいしいし、コーヒーはさすがの味。そしてママさんはこの辺の人にありがちなつっけんどんで高飛車にすら聞こえる接客とはちがっていて、でもチャキチャキはしていて、全体としてとても居心地が良かったです。わたしの活動範囲で利便性も高いので、今後もときどき通うことになりそう。いいお店を見つけました。

リバーストンコーヒー専門店 / 田原町駅新御徒町駅稲荷町駅) 昼総合点★★★☆☆ 3.5

ドトール@上野

5月某日訪問
ブレンドコーヒー220円、トースト190円、チョコレートビスケット140円

週末に子どもと、上野の東京都美術館で行われている日本画院展日本画の鑑賞。日本画では最高峰の美術会のひとつなので、さすがにどの作品もすばらしいのだけど、
そこに美術の仕事は無経験の母の絵が展示され、日本画院の会友にも推挙されたのです。

それはともかく、鑑賞のあとの朝ごはんは、11時を過ぎてしまったので、上野駅構内のドトールでサクッと。上野のドトールはこの他に、アメ横の入口や稲荷町方面にもある。
駅構内の狭い空間につくられた、縦長な店舗。注文カウンターの向かい側がひとり用のカウンター席、その奥に2人掛けのテーブル席が数卓、さらにその奥にガラスで区切られた空間の喫煙席という、効率的な構成です。
トーストを一切れ半とコーヒーはわたしが、残りのトーストとビスケットは子どもが担当。ドトールのコーヒーは、ホントに美味しくも不味くもないですね。
でもドトールトーストはわりと美味しいと思う。クラムが重たくヒキがあるのだけどイヤなもっちり感じゃないし、ミミはかなり香ばしく焼けるし。子どももどんどん食べ進みます。
もちろん定番のチョコレートビスケットもあっという間。
ここの店舗は狭い空間に席がうまく配置されていて、健闘しているなあと思います。カウンター席には電源もあったりして、利便性高し。

コーヒーショップ アトレ上野店カフェ / 京成上野御徒町駅) 昼総合点★★★☆☆ 3.0

コメダ珈琲店@錦糸町

5月某日訪問  

モーニング(ブレンドコーヒー、トースト、ゆでたまご)420円、ミニサラダ200円

f:id:iwassy:20170503150303j:image  買い物の前に訪問。錦糸町の星乃珈琲店が散々だったので、近場のもうひとつの「珈琲店」であるコメダに来てみましたりマルイの二階にあるにも関わらず、10時すぎですでにウエイティングあり。でも数分で席に案内されました。店内は少し席間が狭めだけれど、それなりに快適なつくりです。

f:id:iwassy:20170503150150j:image  モーニングサービスは変わってないですね。わたしはホットコーヒーにモーニングAをバター別/よく焼き、さらにサラダ。家族ふたりはアイスコーヒーとモーニングC、さらに単品のバタートーストを発注。子どもがモーニングのトーストとゆでたまご担当です。

f:id:iwassy:20170503150528j:image  ふたつのモーニングがひとつの籠で出てくるのはどこも同じ。手前がふつうのトースト、奥がバターなし/よく焼きって…えーっと。

f:id:iwassy:20170503150558j:image  さすがに焼き直してもらいました。オーダー時の「バター別」も、(単品トーストはバター別なのに)別添できるか確認したりもして、どうやら研修中の人だったみたい。

そんなに絶品でもないけどしっかり焼けばそれなりの粗めのトーストは、ポテトサラダとよく合う。ミニでもかなりたっぷりサイズのサラダがあれば、トースト半分でも充分です。それなりにいいモーニングタイムでした。

コメダ珈琲店 丸井錦糸町店コーヒー専門店 / 錦糸町駅住吉駅菊川駅) 昼総合点★★★☆☆ 3.0

珈琲茶館 集@有楽町

4月某日訪問
集珈琲プレミアムビター+モーニングセットA 750円

週末に家族で有楽町で買い物。その前に有楽町イトシアへ。イトシアにはこちらと椿屋珈琲店、似た立ち位置の喫茶店がなぜか同じフロアにあります。土曜のモーニングタイムだからかどちらも空いていたけれど、行ったことのない集にしてみることに。
店内はファミレスのような椅子の動かない4人がけ席が中心。でもダークな色調で席間もゆったり取られ、テーブルの上には小さいランプが整然と並んでいて、ぜんぜん安っぽくありません。店員さんたちも非常に丁寧で「よろしかったらお飲み物にモーニングサービスがつきますので、ぜひご検討くださいね」みたいな感じです。

モーニングはドリンクにフードがついてくる名古屋式。基本のコーヒーはプレミアムリッチ、プレミアムビター、プレミアムアロマと3種類あって、もちろんこの他にもストレートコーヒーやコーヒーのバリエーション、紅茶も各種あります。いちばん深煎りと思われるプレミアムビターで、基本のAをバター別/よく焼き、ブルーベリージャムで発注。わたしは家族2とトーストをはんぶんこし、ゆでたまごはお譲りしました。

コーヒーはあらかじめ1杯ぶんずつサイフォンで淹れてあり、テーブルまで持ってきてその場で注いでくれます。濃厚でバランスよく、期待どおり。ちなみに家族1はプレミアムリッチにしたのだけど、やや濃い程度の華やかな風味で、わたしがひとくち飲んだだけでもハッキリとちがいます。どちらもおいしい。2杯ぶんのコーヒークリームが添えられて。

4枚切り厚の、少しだけざらついていて小麦の味が強めの角食パンのトースト。もっちりしていて見た目以上に重たいので、半枚でもソコソコの食べ応えがあります。加えて、ちゃんとしたバターと、果肉を感じられる適度な甘味で質の良いブルーベリージャム。家族1のマーマレードも同じ方向性でこれまたなかなかおいしくて、3人でいろんな味を楽しみました。あと、ゆでたまごはふつうの固茹で。
値段はそれなりにするけれど、場所ぶんを考慮すると充分な納得の、おいしい朝ごはんをいただけました。お店の落ち着いた雰囲気も快適だったし、ホスピタリティも高いので、居心地よかったです。

集 イトシアプラザ有楽町店喫茶店 / 有楽町駅銀座駅日比谷駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5