枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

ミカド珈琲店@日本橋

6月某日訪問

Aセット(コーヒー、厚焼きトースト、ポテトサラダ、ゆでたまご、ヨーグルト、果物)580円

日本橋のたもと、日本橋三越の向かい側をちょっと入ったところにある。旧軽銀座の有名店だからオシャレ系カフェなんだろうな、ちょっと好みと違うだろうなあと、あまり期待していなかった。平日10時半過ぎ、仕事しつつの朝ごはんのために訪問した。

全席禁煙で1階はコーヒースタンド、2階と3階がカフェというつくりで、フロア面積は狭く細長。雰囲気的にはコーヒーチェーン店っぽいが、各フロア入口に新聞が置かれていて、観光客や三越マダムばかりでなくビジネス客もターゲットのようだ。事実スーツ姿がちらほら、しかも朝から単品でモカソフトを食べる強者まで。

モーニングのメニューは3種類。全セットにポテトサラダとヨーグルトとフルーツが付き、主食がトースト+ゆでたまごかホットドッグかホットケーキかの違いなのだけど、価格差はがわたしの感覚と逆だなあ。とはいえ、いちばんお高いトーストを、バター別/よく焼きで発注。

ミカドブレンドですと運ばれてきたコーヒー。意外にもやや酸味優勢で昔風、あまりカフェっぽくない。やや大きめのコーヒーカップで提供され、ポーションフレッシュが添えられていた。

トーストは山型の4枚切り厚。クラムの食感がザクザクとしているのはイギリスパンらしいけれど、味自体は甘めでパンドミに近い。ちゃんとしたバターが小鉢に添えられていた。

サラダはスクープひとつ分くらいで、パプリカとパセリの色合いが美しく食欲をそそる。市販品でないと思うけど、芋がペーストに近くて、少々「練って」ある感じ。トーストに挟むと、パンのざっくりした食感と引き立て合い、とても美味しかった。新宿ベルグのモーニングを彷彿とさせる。

ものすごく剥きにくいと思ったら猛烈な半熟だった。白身はぷりぷりを通り越していて、黄身も中はトロトロ。もしかして温泉たまご?とメニューを確認してしまったよ。でも固ゆでより半熟派なので、美味しく食べた。

無糖ヨーグルトにブルーベリージャム、そしてよく熟れた甘いグレープフルーツがひと切れ。少量でも華やかでいい。

モーニングの王道にヨーグルトとフルーツが付き、どれも水準以上の内容で比較的リーズナブル。店員さんはテキパキしていて、店内の狭さの割には客席がゆったりして禁煙だし、新聞もある。いい意味で小洒落感が全然なくて、意外にも好きなタイプのモーニングタイムを過ごせた。

ミカド珈琲店 日本橋本店カフェ / 三越前駅日本橋駅新日本橋駅

昼総合点★★★★ 4.0