枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

六曜館@仲御徒町

上野と御徒町の間、永寿総合病院のやや南にある喫茶店。わりと席間が広く店内も余裕のある構造ですっきりしており、古びたソファが並ぶ。うわさ話好きな女性ふたりがキビキビと働いている。
モーニングは飲み物とセットで注文でき、3種類ある。Bがツナドッグにサラダと卵で100円、Cがトーストと卵で70円。Aをハム抜きバター別でお願いした。 コーヒーは作りおきのブレンドで少し風味が飛んでいる。420円の味ではないが、喫茶店としてはまあこういうこともあるだろうという程度の味。一方コーヒークリームはしっかりした生クリームで、コーヒーに入れてもトーストを浸しても非常においしかった。
トーストは4枚切りの山型パン。形はイギリスパン型だがフワフワした生地で、クラムのザクザクももっちりもない。焼き加減も控えめでクラストもややしんなりとしており、トーストとしてはいまいち。でもちゃんとしたバターが併せて供されたのはうれしい。
サラダはレタスとキャベツの千切りに焙煎ごまドレッシングがかかったもので、わりとしっかりした量。ちょっとドレッシングがかかりすぎていることを除けば、質量ともに満足できる。ゆで卵は縦半分にされており、黄身は絶妙の半熟。
コーヒーとトーストはギリギリ及第点くらい、サラダと卵は中の上、クリームやバターは良質という、本道以外が充実した内容。やはりモーニングを出すからにはメイン部分をもうちょっと充実させてほしいと思う。とはいえ接客も女性らしい機転を利かせてくれてかんじが良かったし、ちょっとだけ割高だけれど大きな不満点もないので、また行ってもいいかなはと思えるモーニングだった。でも店を後にした後「あの子連れのお客さんさあ」などとうわさされていたのかもと考えると、再訪しにくいような気もする(笑)。