枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

コーヒーライツ@蔵前

4/14の朝ごはん
クイックブリュー380円、バタートースト350円

ここ5年くらい、蔵前はサードウェーブコーヒーのメッカみたいだけど、その中のひとつ。30分ほどの限られた時間で立ち寄ってみた。モーニングはないので、基本のコーヒーとトーストをデフォで。ちなみにフード類はこのほかに焼き菓子的なものやスコーンなんかもあったかな。トーストのバリエーションは、あんバターとたまごや加工肉の載ったものも用意されていた。
若いスタッフさんが数名の、テイクアウトもあるカジュアルなお店。1階はキャッシャーと、焙煎設備とかがグワンと置いてある。

そして2階では大きな窓から精華公園の借景が楽しめる、15席ほどのイートインスペースがある。 先客は、欧米のインバウンド客と、蔵前散策かしらってかんじの若いふたり組みが2組。

変わった形のカップで提供されたコーヒー、かなりバランスよく美味しかったです。豆の管理が良さそう。

小ぶりな全粒粉食パンと思われる山食パンのトースト。どこのパンなのかわからないけれど、非常にこだわってセレクトされているのはわかります。とても質の良いバターが載せられていて、絶妙の組み合わせ。クラムのキメが粗いので、メープルとかハチミツとかをたららんと垂らしてもすごく合うと思う。
コーヒーもトーストも、非の打ち所がないのだけど、値段も高いですね。

Wired cafe@上野

4/12の昼ごはん
メキシカンチキンサラダプレート(サラダ、スープ、パン)880円、セットドリンク190円(税抜)

上野近辺で仕事しやすい環境でランチ、という条件で考えて、スタバと迷ったのだけど、サラダをたっぷり食べたくてワイヤードカフェにしてみた。初めてです。電源つきのカウンター席があって、そこが空いていれば長時間でもすごく仕事しやすいのだ。1時間以上居てもイヤな顔されないしもっと長居しているひともいました。
メニューはパスタやらカフェ丼やらいろいろだけど、ライトミールとしてサラダやホットドッグのセットもある。いちばん野菜摂取できるのを選んでみた。ドレッシングは別添えで。

ボリューミーなサラダとパン、コンソメスープがワンプレートに載って、なかなか豪華な感じ。サラダはスパイシーなチキン数切れとアボカド半個分とトルティーヤ、以上3品がメキシコ感を醸し出しています。でもそれ以外にたっぷりレタスやらトマトやら。3種類から選んだパクチー入りドレッシングも少し垂らして最後まで楽しくいただけた。プレッツェル系の素朴なもっちりパンは、軽く温められてこれもベストマッチ。なかなか美味なプレートでした。
サンドイッチ系の食事メニューには、実は紅茶を合わせることも多い。茶葉はアールグレイでした。ガラスのカップって好きなんだ。
値段はそれなりだけど、内容もかなり満足感あって、納得のランチでした。最初電源席が満席だったのだけど、空いたら声をかけてくれたり、紅茶を出すタイミングを見計らってくれたりと、どのフロアスタッフのホスピタリティも、たいへん良い。ごちそうさまでした。

up to you coffee@TX浅草

3/19の軽食
アメリカーノ500円、スコーン250円

ちょうど1ヶ月前にオープンしたカフェです。

すごーく細長い店内で、簡易的な席が数席あるだけ。まず「飲んできますか?持ち帰りますか?」って聞いて前会計、というオペレーションです。若いバリスタと、流山にある本店のオーナーバリスタが交代でやってるらしい。この日は若いフレンドリーなお兄さんのほう。それを知ってか、コーヒー談義するお客さんが次々と来店していた。蔵前のコフィノワとかソロスコーヒーとかと、お友達みたいです。

ドリンクメニュー。
フードはトーストがないのだけど、サンドイッチやバナナブレッドがあります。それ以外に壺に入ったスコーンもあって、最後のひとつをいただくことにした。スコーンが全然甘みがないので、カフェラテやカフェモカを勧められたのだけど、そもそも甘くないフードをいただきたいのでアメリカーノにした。

そのアメリカーノ、苦味と濃さが絶妙。とてもとても美味しいコーヒーだった。

スコーンは軽くリベイクされてます。このスコーンはバリスタのお兄さんが自分で焼いたんだって。

ホロリと崩れて、あまり重みのないタイプ。甘くないシンプルなのが好きなので、甘みを極限まで抑えて、クロテッドクリームも添えずに提供することにしてるらしい。たしかにとても素朴な味で、トーストの代替みたいなステキなスコーンでした。
それなりにお高いけど、それ相応に丁寧で美味しい、イマドキなカフェですね。あまりに席がラグジュアリーじゃないので、長居できないのが難点。

ベックスコーヒーショップ@御徒町

3/14の昼ごはん
半日分の緑黄色野菜が摂れるスーププレート(ドッグパン、サラダ、ミネストローネ)490円

御徒町の病院の帰り、ベックスで初めての遅いランチ。JRが経営するカフェなので、ここも御徒町駅の高架下にあるんです。でも意外に広い。

サンドイッチやホットドッグ以外に、カレーもある。キッシュプレートもある。なかなか気の利いたメニューで、しかもかなりお安め。スープのプレートを、バターとドレッシングはどちらも別添えで発注してみた。ドリンク付きだと200円増し。

ふつうはふたつに切って提供してるのだけど、切らないでもらった。ホットドッグで使うパンみたいです。ちょっとパサついた感じもそれっぽい。

ショートパスタも入った、むちゃくちゃ具沢山のミネストローネ。温めて出してるだけなんだけど、とにかく具材が楽しくて、なんちゃらオイルも垂らされてて、アツアツで美味しい。

サラダはシンプルな構成。チキンが乗ってて、クリーミーだけど比較的サッパリした、変わった感じのドレッシングが添えられてた。
こないだのモーニングとほぼ同じ内容で、チキンプラスでコーヒーマイナスっていう内容。モーニングタイムでもないのに、これでワンコイン以下って、とてもコストパフォーマンスに優れてる。どれも美味しかったです。前回と違う店舗だけどこちらのスタッフさんもテキパキ気持ちよく気の利いた対応してくれました。ベックスすごいね、見直した。エブリタイム使えます。

台東区は区長と区議の選挙中。他の区でやってないので、区長ではなく区議の演説にこんな有名議員が応援に来ていて、握手しちゃった。

カフェカツラ@入谷

3/16の朝ごはん
モーニングプレート ハム抜き(コーヒー、トースト、サラダ、スクランブルエッグ)640円

カツラにはそこそこ通ってますが、モーニングは初めて。週末のヨガの帰り、早めに帰らなきゃで寄ってみた。11時半までやっているモーニングは、普段のメニューと同じトーストとコーヒーで800円→530円というセットと、スクランブルエッグとハムとサラダのプラスされたプレート640円の2種類があり、プレートの割安感に惹かれてしまった。トーストはいつもどおり、ドレなしだけママさんから提案してくれました。
コーヒーはいつもと同じ。

トーストもグランドメニューのと同じ厚さのトースト出すんだそうです。なのでわたしには端っこトースト、しかもちゃんと1/2+1/4×2で出してくれた。
たまごひとつぶんのスクランブルエッグは、注文のたびにひとつずつ作ってました。油っぽすぎず薄味で、業務用とはぜんぜんちがう。サラダはレタスがメインで、パプリカやコーンがちょいと乗った、シンプルなもので、量はそんなに多くないけど、パリッと水切りされてある。

プチデザートは栗のパウンドケーキが少々。
モーニングメニューは、グランドメニューのコーヒー&トーストで800円っていう価格感とは大きくちがうことにちょっとびっくり。これはなかなかお得です。早く帰らなきゃな日は、朝ごはん場所をここにしようと心に決めました。

ベックスコーヒーショップ@上野

3/10の朝ごはん
モーニングプレート6(コーヒー、バゲットコールスローサラダ、ミネストローネ)500円

上野駅常磐線ホームにあるベックス。ホームにあるにしては席数もそれなりにあるので便利なのだけど、モーニング利用は初めて。
メニューはオーソドックスな全部入り(カフェドクリエのが近い)からサンドイッチ、小倉トーストなど7種類あって、一番高いものがわたしのオーダーとサンドイッチ。バター別/よく焼き発注です。ちなみにこどもはベーコンとキャベツのトーストサンドにミルク500円、中年男子はスクランブルエッグとトーストのプレートにアイスコーヒー390円を、それぞれ選んでた。最年長者がいちばんリーズナブルって、我が家では珍しい展開です。
ドッグパンみたいな、少しパサっとしたパンが縦に切られて登場。このパンわりと好きです。

コールスローサラダなので、ドレッシングで和えてある。例えばケンタッキーのコールスローと比べると、あそこまでマヨマヨしてなくて食べやすいコールスロー
ミネストローネは、豆やパスタがモリモリで具だくさん。量もかなりたっぷりでこれだけでも食べ応えあるし、温まります。
店員さんたちも、いろいろうるさいいわしチームに嫌な顔せず対応してくれたし、なんといってもプレートの内容がどれもこれも良かった。すごく値ごろ感あるモーニングたちでした。また行きたい。

グレースカフェ@小伝馬町

2/23の朝ごはん
モーニングセット(コーヒー、トースト、サラダ、ゆでたまご、フルーツ)550円

土曜のイベントに参加する仕事の日。小伝馬町駅のすぐ裏手が会場だったのだけど、そのすぐそばにグレースがあったなって気づいた。通勤経路にあるのでお店の存在は知りつつ何年も寝かせていたのだけど、ついにチャンス到来です。

窓から見えていた以上に広め。全部で30席くらいかな。奥には大きなテーブルがあり、ご近所な年配男性が数名、病気談義に花を咲かせてました。同じ世代のマスターがひとりで切り盛り。

モーニングは一択。デフォルトが耳を落としての提供なのをリサーチ済みだったので、耳は死守したい。バターは塗るパターンとなしパターン、両方味わいたい。サラダのドレッシングはなしで野菜そのものをいただきたい。それ以上は、ややこしいことを言ってマスターに露骨に嫌な顔されないようにしたい。ということで、一切れバター、耳付き、ドレなし、までお願いしてやや怪訝な顔をされつつ了解された。

コーヒーは、この雰囲気にしては酸味控えめでバランス良いブレンド。浅煎りで飲みやすい。クリームはピッチャーで出されたので、途中回収があるかと警戒したけど、最後まで置かれたままだった。

4枚切りよりはやや薄いくらいの山食パン。耳付き、は理解されなかったようで、底面の耳はなかった。でもバターは一切れだけで、その希望は通ってました。この食パン、しっとりもっちりしていて、でも人工的な風味は感じなくて、あまり食べたことないタイプ。よく焼きじゃなくても、もっちりクラムを愉しむトーストで、「俺のベーカリー&カフェ」の食パンが近い感じ。バターもマーガリンじゃないものだったっぽいし、なかなかおいしかった。

ザ・キャベツなサラダと思いきや、カイワレが少し混じっているのはわりと珍しいかしら。量も少なめで、あまり力が入っていない感じ。

かた茹でのふつうのゆでたまご。サーブされた時に、たまごの上面に消費期限のプリントがされていた。これも配慮なのかなぁ?

フルーツはマスカットとバナナ半分くらい。このバナナ、ねっとり甘いのに歯ごたえがあって、わりといいものだと思う。
わたしのような一見の面倒な客に優しい雰囲気の喫茶店じゃないのは覚悟していて、案の定嫌な思いはしなかったけど居心地よいほどでもなく。でも提供されたものは昭和純喫茶的ではなく、でもいまどきカフェでもなくて、ちゃんと考えられた正統喫茶のモーニングでした。わたしの好きなタイプ。