skip@田原町
モーニング(コーヒー、トースト、ゆでたまご)500円
浅草通りから一本南側に入った細い路地、有名店「レモンパイ」のすぐそば。見た目店内が暗くてちょっと入りにくい。
店内はとってもウッディで落ち着いている。4人がけテーブル中心だけど、大テーブルもどんとあっていろんな用途で使えそう。壁に調度品、そしてどのテーブルにも造花が飾ってあって、いい感じに雑多。
奥にカウンターがあり、使い込まれた道具が並んでいる。レイアウトがちょっとスナックっぽいけれど、店内はわりと贅沢に空間が使われている。BGMは民放のニュースバラエティの放映。
この椅子、オール木製なのにとても座りやすい。座面のアーチが絶妙、かつ使い込まれた触感もいいんだろうな。
ママさんにモーニングの提供を聞くと、メニューは特に提示されなかったけれど11時「ごろ」まで出してるとのことで、バターなしで。
ちょっとスタイリッシュなカップで先出しされたコーヒー。ペーパードリップでちゃんと淹れてたし、枯れ喫茶らしからぬ正統なおいしさ。
ちょっと厚切りの角食トースト。パンおいしいでしょ?と言ってたけど、飲食店に卸されるものらしい。たしかにわりとよいね。ゆでたまごは固茹で一歩手前で、賞味期限のシールが貼ってあったので、ゆでたまごとして仕入れてるのかな。
換気もバッチリですね。
それにしてもここのママさん、見た目還暦くらいなのに来年喜寿なんだって。ぜんぜん、まったく見えない。酒もタバコも肉も魚も運動も睡眠も、ぜんぶ「やる」んだそう。独身でこどももいないからなにもかも自分で解決しなきゃいけない、全部自己責任だからね、あなたもがんばりなさいね!と背中を押されて、しゃっきりした気分でお店を後にした。こういうところもスナックみたい。入店時からいいタイミングで気さくに声がけし、初対面のわたしにこんな励ましができるのも、スナックのママっぽいな。面白いお店。