枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

camera@蔵前

チーズトーストプレート700円、アメリカーノ200円(税別)

蔵前周辺に次々とお洒落カフェができてきている、そのわりと初期にできたお店のひとつ。

店先にメニューの立て看板が置かれている。以前から覗いていてサンドイッチのセットもいいなあと思っていたのだけど、たまたま売り切れていたので、一択。チーズトーストで半分はバター別添えに変更してもらった。もちろんドレッシングもなしで発注。

すっきりした店内で、広いカウンターとテーブル席合わせて20席くらい。前金なのだけど、レジ横には焼き菓子が売られていて、季節柄なのかキャロットケーキもあったりして、いいセンついてる。壁にかかった写真はたいへんお洒落だし、感じ良い革製品の物販もしてます。いろいろステキ。お客さんはオール20〜30代女性で、わたしがいちばん年増だった。

ミルクと砂糖を使うか聞かれたので、ミルクだけお願いしたら、ほんとに生乳だった。相手がすっきりアメリカーノだから、クリームより生乳のほうがいいね。

もっちりとした小ぶりの角食に、数種類のチーズがかかり、強めによく焼かれてカラフルな胡椒がたっぷりとかかってます。このチーズに合うトーストだと思う。レタスとトマトだけのシンプルなサラダといっしょに食すとますます合う。さらに、大トロには刺身のつまがたくさん欲しいのと同様、レタスが3倍くらいあったらサイコーなのだけど。とにかく絶妙なチートーだったです。
このお店も、店内の椅子の座面が全部木製なので尻にとって長居しにくい環境。それだけが残念だ。オシャレ系なカフェには、ホントありがちだなあ。

フルーフ・デゥ・セゾン@末広町

2019/11再訪

f:id:iwassy:20191201140143j:plain

わたしの誕生日祝いとして、家族でランチに再訪。7年ぶりだったとはビックリです。前回0歳児だった子どもは7歳になり、わたしよりガッツリ食べる児童になった。

f:id:iwassy:20191201145227j:image

以前は1階だけだったけど、2階席ができ改装されてた。全体の席数は2.5倍くらいになったと思う。その甲斐あって、女性だけじゃなく男性だけのグループなどもいて、かなり雑多な客層に広がってました。クロワッサンサンドとフルーツ、ヨーグルトのセットを2つにパフェをふたつ。さらにクロワッサンサンドとコーヒーを単品でひとつ。これを3人でシェアすることにした。

f:id:iwassy:20191201212706j:image

冒頭のセットはフルーツヨーグルトで1300円くらい、こっちのセットはミニヨーグルトのちがいがあって1000円くらい。ほかにミニパフェのセットもあるけれど、パフェはフルサイズを食べたいので別途にした。

f:id:iwassy:20191201144534j:imagef:id:iwassy:20191201212620j:image

コールスローと和えられたツナサンドと、野菜たっぷりハムサンド。両方食べた中年男子によると、ツナサンドのほうが美味しかったそう。

f:id:iwassy:20191201144705j:image

豪華なフルーツヨーグルト。いろんなカットフルーツが入って楽しいけれど、だからこそヨーグルトは無糖であってほしかったなあ。残念。

f:id:iwassy:20191201144602j:image

フルーツも10種類近くが盛り合わさっていて、これまたとても楽しい一皿。フルーツ自体は決して最高級品ではないけれど、食べごろのものばかりでした。

  f:id:iwassy:20191201144752j:image

食後に供された、お待ちかねのパフェ。ひとつめは、食べごろの甘酸っぱいナガノパープルとシャインマスカットがてんこ盛りの、ブドウのパフェ、1500円。下にはブドウのシャーベットとヨーグルトアイス、細かくカットされたブドウが仕込まれている。

  f:id:iwassy:20191201144822j:image

もうひとつは梨。洋梨のパフェはたまにあるけど、滅多に会えない和梨のパフェで1200円。同じく梨シャーベットとヨーグルトアイスにカット梨、上にちょこんと載ったブドウがかわいい。どちらのパフェも甘味の少ない生クリームが絞られていて、シリアルでカサマシしてないし、とっても上品、良質でした。

単品のも入れるとトータル6000円くらい。でもこれだけたくさんの種類のフルーツを食べられて、数年ぶりに食べたパフェも上等なもので、大変堪能しました。子どもも大満足してた。ありがとう家族たち。   

   

2012/12訪問:モーニング(コーヒー、パン2種、フルーツ、ヨーグルト) 600円

東京ソトアサ日記」のyusaiさんとの朝食会第4弾は、彼女がご存知だったこちらに。ほとんど周囲にお店のない界隈にポツンとある、フルーツパーラーと喫茶店の中間のようなお店で、ゴテゴテしていないシンプルな内装。渡されたメニューにモーニングはなかったが、オーダー可能とのことだったのでもちろんそれに。

コーヒーはふつうのブレンドでふつうにおいしい。陶器のピッチャーにたっぷりのミルクが供されるのも、お店の姿勢としてすばらしいと思う。

そして、さすがにフルーツパフェがウリなだけあるフルーツ群は、バナナ、オレンジ、ピンクグレープフルーツ、メロン、リンゴ、パイナップル、キウイ、柿、巨峰と全9種類!どれも非常に美味だが、特に印象的だったのはバナナと巨峰かな。それぞれ美しく食べやすくカットしてあり、目でも舌でも楽しめるすばらしいフルーツプレートだ。さらに加糖のとろとろヨーグルト(小岩井ヨーグルトっぽいもの)がついてくる。

パンはバゲットとクロワッサン。バゲット天然酵母と思われる食感、クロワッサンはバターべったりじゃないのにサクサクで、どちらもとてもおいしい。リーンなパン好きとしてはどちらか選ぶならバゲットだけど、甲乙つけがたいおいしさ。甲乙つける必要はないけど。

値段はやや高いが価格以上の満足感のある秀逸モーニング。お店の人たちも赤ちゃん連れに臨機応変に対応してくれて、とても有り難かった。

フルーフ・デゥ・セゾンフルーツパーラー / 末広町駅秋葉原駅仲御徒町駅

昼総合点★★★★★ 5.0

ラ・グール@入谷

コーヒー430円

昭和通りから少しだけ入ったところに、かなり目立たない感じに存在しているカフェ。間口も狭いし。

そして中も狭く、細長い。カウンター数席と、テーブル席が十数席だけ。

テーブル席はすっきりアッサリしたもんだし、
カウンターもモノは多いのに片付いて、コーヒーのグッズが並んでいる。ありがちな「実家感」はほとんどない。

モーニングもあるのだけど、その時間にギリギリ間に合わずでコーヒーだけいただくことにしました。やおら豆を挽く音がして、丁寧にペーパードリップで淹れられたコーヒー、美味しかったです。ポーションフレッシュなのが残念だけど。
11時半からはパソコン禁止なんで、でもそれまではゆっくりどうぞ、って言われたのだけど、そういうのも含めて、きっちり管理の行き届いた年配マスターの、ちゃんとした喫茶店なのでした。

Dining&Bar LAVAROCK@宝町

一休のランチ(メインのグリル料理は5種から選べる2品!サラダ&パンビュッフェ付)3,000円

お誕生会に3,000円/人の補助を出すという、ややユニークな制度がある我が社。11月生まれの社員数名で、コートヤード・バイ・マリオット東京ステーションにあるラバロックのランチをいただくことになった。予約サイトの一休にサラダとパンをモリモリ食べられる商品が出ていたのを、幹事が捕獲してくれました。

天井が高くてオープンな感じの店内で、ひとつのコーナーにはサラダがいろいろ。豆苗があったり、パプリカがながーくカットされていたり、フムスや湯葉ベースのディップがあったりと、とてもおしゃれで種類も充実。これだけでごはん3杯いけちゃう系の素晴らしいサラダバーだった。パンは温まっていないし、まあふつう。ハード系を二切れ取ったけど、それ以外はプチマフィンとかクロワッサンとか、リッチなやつらでした。メインの前にはさらにカップスープ。カボチャのポタージュもなかなか美味しかった。

メインは鯛、サーモン、三元豚、テンダー、サーロインから選ぶのだけど、陸上の動物を食さないわたしは鯛とサーモン。どちらも肉厚で脂の乗った切り身がシンプルに焼かれて、サーモンにはバルサミコベース、鯛にはトマトベースと、別々のソースがかかっていて、飽きさせない美味しさ。ひとつでもメインをはるのに充分な大きさでなのに、ガルニとして炊き込みご飯的な食べ応えあるものが添えられてお腹いっぱいになった。
食後にはコーヒーか紅茶。

全員が誕生月なので、盛り合わせのバースデープレートが、花火のはなやかな演出で供された。ピスタチオのジェラートに、カタラーナ?パンプティング?的なもの。どちらも美味しかった。
内容的には抜かりなくて満足度は高いけれど、実はメインは食べきれなかったし、パンやサラダも味わい尽くせなかった。メインひとつで2500円とか、メインとデザートなしで半額とか、そういうプランがあったら、プチ贅沢ランチで普段使いしてもいいくらいなのだけどな。

Coffee Lotus@日本橋

コーヒー450円、トースト550円

日本橋タカシマヤから1ブロックだけ京橋方面に進んだ角にある喫茶店

古臭さはなく、少しだけシックな印象の外観で、通りに面して広々と窓が設けられているので入店しやすい雰囲気です。

店内もこちゃついた点はほとんどなくてスッキリしたカフェ風。とはいえ、オール喫煙OKでビジネス男性率がすごく高いのは枯れ喫茶な感じです。


モーニングはありません。喫茶店らしいメニューだけど、ここのスペシャリテがフルーツサンドで、全体としてもややフルーツ推しな構成になってる。トーストに、フルーツとヨーグルトと玉子とトマトジュースまで盛りだくさんのセットも捨てがたいけれど、わたしはやっぱり基本のトーストとコーヒーを選ぶのだ。キビキビとフロア業務を遂行中の感じ良い中年女性に、バター別/よく焼きで発注。

コーヒー含めて一度に提供された。表面に泡が出ているので、再沸騰させたコーヒーですね。落としてからそんなに時間が経っていないようで、風味もあったし酸味ばっかりって感じでもなかった。ピッチャーになみなみと提供されたコーヒークリームは、ちゃんと乳脂肪の入ったものでした。こういう提供スタイルだと下げられがちだけど、最後まで置かれていた。

ふんわり系の、でも単なる甘い炭水化物の塊ではない山食パン。8等分です。

お供はマーガリンと、着色料の気配がないイチゴシャム。ジャム美味しかった。

トーストにもミニフルーツが付く。バナナ、柿、キウイ、ふつうのグレープフルーツとピンクグレープフルーツとが1切れずつ、パイナップルとキウイフルーツとリンゴは2切れずつ。メニューには書いてないので、存在を知らないで出てきたら感激するレベル。でも実は事前に確認してしまったし、フルーツ推しだし、フルーツパーラーみたいな高品質フルーツを想像してしまっていたので、ちょっと期待外れ。でもいろいろ食べられて楽しかったし、やっぱりフルーツはワクワクするね。
日本橋のいい場所にそれなりの広さで、比較的良心的な内容ですが、再訪するかというと、まあ特にしたいとも思わないかな。現時点では、けむいのもあるし。

コフィノワ@蔵前

2019年11月再訪

アメリカーノ410円、バタートースト 400円

f:id:iwassy:20191106205140j:image

オープンしてから5年くらい、ペリカンのパンを使っているカフェとしてすっかり定着したコフィノワ。週末の午前中、子どものワークショップ終了待ちの機会に再訪しときます。  

ちょっと奥まっているのだけど、如何にもカフェ好きさんの中年未満の男女で賑わってる。この手のお店、スタッフさんとお客さんが同じカテゴリーなんだな。
{20D4C5DF-34B6-4C32-8BA2-D0FD7B2C3BE4}
奥にカウンターがあり、その横には立派なコーヒーの焙煎機が。店内はナチュラルな木の風合いを活かしたおしゃれな作りで、BGMもパットメセニーだったりする。
コーヒーはドリップとプレス、さらにカフェオレなどのバリエーションに、ココアや紅茶などもいくつか。いろんな豆のコーヒーが試飲用にカウンターに置かれているのも、ああコーヒー好きなんだなって。フードはペリカンのパン以外にも、近くの洋菓子店の焼き菓子がいくつか並べられている。昔はアメリカーノを「エスプレッソ薄めるなんて邪道!」と一蹴してたけど、最近スッキリ感が悪くないなと改心して、時々オーダーしたくなる。なのでアメリカーノとバタートーストを、バター別/よく焼き発注。
f:id:iwassy:20191106215151j:image
少なく見えるけど、かなり深いカップなのでけっこうたっぷり。狙いどおりの爽やかなコーヒーで、すこし水分の不足した朝の身体にしみる。この手のカフェでポーションフレッシュなのは、そんなもんですね。もう慣れました。
f:id:iwassy:20191106215927j:image
ペリカンのパンは、大きい方の角食パンの4枚切り厚。クラムの独特のしっとり感と、クラストの香ばしさ、ペリカンはやっぱり美味しいな。さらに良質バターを3ブロックも添えてくれたので、半分はバタートーストに。このバターがまた、ペリカンにむちゃくちゃ合います。貴重でステキな朝ごはんを堪能した。ただ案内された席が、焙煎機に繋がった装置を利用した1人席で、テーブルと椅子の高さが絶望的にアンバランスだし足はテーブル下に入らないし、とても座り心地が悪かった。他の席も変な椅子だったりカウンターだったり、おしゃれだけど快適に長居をしにくそう。回転よくしたいわけでもなさそうなので、随所でおしゃれセンス優先なのだなぁ、きっと。

 

香@宝町

モーニング(コーヒー、トースト、ミニサラダ)550円

宝町だけじゃなくて日本橋にも京橋にも近い、なかなか便利なエリア。でもオフィスビルばかりで消費者向けのお店は小売も飲食もあまりなく、喫茶やカフェも数店しかない。昭和通りから1本裏道に入ったところにある貴重な喫茶店に突撃。

ファサードはそんなにくたびれ感がなかったけれど、店内はしぶい。そして細長い。

奥は少しゆったりしているけれど、漆喰みたいな色合いで懐かしい雰囲気の壁に、誰かの趣味の絵みたいな、地味な絵が飾られている。床の柄もテーブルや椅子も、ランプも、適度に安っぽくてチグハグで、枯れ喫茶要素がたっぷり。

10時半までのモーニングは、ホットドッグとトーストを選べる。マスターはキビキビ・ハキハキした気持ち良い接客で、バター別/ドレなし/肉料理なし、を申請したら快諾されました。喫茶店らしいランチもいろいろあって、値段もそんなに高くない。
メニューの一部は壁にも掲載されてます。それにしてもこの壁、趣あるな。
ジューっという沸騰音の後、小鍋からあつあつのコーヒーが注がれてた。酸味際立つ、枯れ喫茶に相応しいコーヒー。

ふんわりして厚切りのバタートースト。そんなに素晴らしいパンではなく、記憶を辿るとヤマザキのロイヤルブレッド?って感じた。ただ美しく飾り切りが施されていて、ポケサンには激しく不向きだけど、バター(マーガリンだけど)をシミシミにして頬張るならうれしいタイプだと思う。
サラダはパリッとまではいかないけど、まぁそれなり。通常はここにウインナーがつくそうです。
まあ全部がまーまーな内容なんだけど、くすんだ風合いが妙に心地いいお店。当然ながら、常連ぽいビジネスマンがたくさん来店してました。