枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

Dari K オンラインショップ@京都

カカオ豆から手作りチョコレート・キット 2,000円
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今回は志向を変えてオンライン商品のレビュー。バレンタインデーに合わせて、京都のチョコレート屋さんDari Kが販売しているキットを、我が家の男どもへのプレゼントに購入した。とはいえ、みんなで作るつもりで。
キットの内容は、カカオ豆、成形のためのシリコン型、チョコレートに関するブックレット。制作手順も写真付きで細かく書かれている。カカオ豆の大きさや形はアーモンドに似ていて、カブトムシのために発酵させた土みたいな香りがする。
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豆は実から出して発酵させた状態で送られてきているので、焙煎からやることになる。その前にまずはよく水洗い。濁らなくなるまで、10回くらい水を変えて。
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焙煎はフライパンを使う。水分を拭いた豆を20分以上煎り続けたら、パチパチ音がしてはぜ出した。
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色も少し黒っぽく変化してくる。
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皿にあけて殻を剥く。銀杏のようには硬くないけど、ピスタチオほど剥きやすくはない。脆いアーモンドみたい。
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きれいに剥けたものはこんな感じ。
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次に、すり鉢でする。
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20分以上すり続けて、やっと少しもったりしてきてカカオの油脂分が出てきた。
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今度は湯煎にかけて溶かす。なかなか溶けなくて20分くらいすり混ぜる。
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そしたらきび砂糖を少しずつ加えていく。意外と溶けにくい。そして艶もない。
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30分以上練って練って練り続けて、やっとねっとりしてきた。
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シリコン型に入れて、冷蔵庫で2時間冷やしたらできあがり。
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制作開始から5時間。完成した可愛いカカオ豆型のチョコは、とってもツヤツヤしていてキレイ。
さっそく口に入れる。滑らかにはとても欠けていて、何も入れてないけれどアーモンドチョコみたいな食感。すり鉢とすりこぎですって粉状にしたので当然だと思う。でも口の中が賑やかで変化があるので、これはこれで悪くない。そして口当たりは粗野だけど味としては上質、濃厚。そりゃそうだ、「カカオ88%」とかの謳い文句で販売されるダークチョコよりさらに上の「カカオほぼ100%」だもの。カフェイン効果でクラクラするくらいで、1個キメれば3時間くらいバリバリ動けそう。
とってもおもしろいキット。豆を入手するのはむずかしいので、テーパリングから始める感じで、またやってみたいな。、