枯れ喫茶で朝ごはん

都内中心に、喫茶店やカフェの朝ごはんやトーストあれこれ

松翁@神保町

めおともり 1,050円

食べログの百名店にも選ばれる、神保町の蕎麦の名店。これまた超有名店のうどんの「丸香」のちかくで、わかりにくいところにあるし店構えも地味な居酒屋みたいでじつに凡庸なので気づきにくそう。お蕎麦に一家言もニ家言もあり、数多のお蕎麦屋さんを知り尽くす大先輩が、毎年の牡蠣そばのシーズンにはここを訪れるのだけど、昨年からお供をさせていただいている。今年は小先輩とふたりで、平日の昼間にご相伴にあずかりました。
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諸先輩がたは、ぷりぷりの牡蠣が3つも乗って、岩のりと葉野菜が添えられ柚子の香り漂う牡蠣そばを召し上がっていたが、わたしは生粉打ちのお蕎麦と手延べうどんの相盛りにした。つゆは江戸前で濃口のほう。
老舗のお蕎麦屋さんにありがちな上品な盛りではない。手延べのおうどんはあまりいただく機会がないけれど、太さもコシもひやむぎみたい。お蕎麦は風味強く手切りのバラけ感も楽しく、ほんとに美味しい。添えられたのは長ネギと大根おろし、ゴマに生姜のすりおろし、さらに生わさび。効きの良いワサビを乗せて、ちょっとだけつゆをつけてつるっと。その繰り返しでどんどん満たされました。
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あまりの大きさと肉厚さに圧倒され、咄嗟に食べてしまったので、残骸だけになってしまったけど、生牡蠣もいただいた。おちょぼ口なら3口分サイズの三陸産、もみじおろしとレモンを添えて、浦霞のぬる燗とともに。うわーってほどにおいしかった。

でも、次回こそ牡蠣そばを食べよう。